かくろえ【隠ろへ】
《動詞「かくろう」(下二)の連用形から》 1 隠れるのに適したものかげ。「年ごろだに、何の頼もしげある木のもとの—も侍らざりき」〈源・総角〉 2 外からはわからない事柄。秘密。「内のこと思ひやら...
かぐら‐すず【神楽鈴】
神楽を舞うときに用いる鈴。小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもの。歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)などにも用いる。
かけ‐だい【掛け鯛/懸け鯛】
1 昔の正月の飾り物。2匹の塩鯛をわら縄で結び合わせ、かまどの上や門松などに掛けたもの。小鯛を用いたので「掛け小鯛」とも。《季 新年》「—の影や柄杓(ひしゃく)のささら浪/紅葉」 2 祝儀の飾り...
かけ‐ばり【掛(け)針/掛け鉤】
1 裁縫で、布がたるまないように引っ張っておく、釣り針形の道具。くけ台の役目をする。 2 長い柄の先に鉤(かぎ)をつけた漁具。水中の魚を引っ掛けて捕る。
かげ‐ばり【影貼り】
日本画や友禅染などで、図柄の輪郭内に他の色が入らないように、礬水(どうさ)引きの紙を切り抜いて輪郭内にはる方法。縁蓋(えんぶた)。
か‐こう【花梗】
⇒花柄(かへい)
かこ‐さとし【加古里子】
[1926〜2018]絵本作家・児童文学者。福井の生まれ。本名、中島哲(さとし)。朗らかでユーモラスな絵柄の作品で知られる。楽しみながら科学に親しめる絵本や、日本の伝統文化を紹介する絵本なども数...
かご【駕籠】
乗用具の一。竹製または木製で、人の乗る部分を1本の長い柄につるし、前後から担いで運ぶもの。古くから使われたが、江戸時代に広く普及した。四つ手駕籠・山駕籠・宿駕籠など。
かさ【傘】
《「笠」と同語源》雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの。竹や金属の骨に紙や布をはり、柄をすえて開閉ができるようにしたもので、「笠」と区別するために「さしがさ」とも...
かさ‐だか【嵩高】
[形動][文][ナリ] 1 分量や体積が大きいさま。かさばるさま。「—な荷物」 2 高圧的で横柄なさま。「—な口のきき方」 3 大げさなさま。「お庄は余り—なような気がして」〈秋声・足迹〉