そうこ‐ほうし【桑弧蓬矢】
《男子が生まれたとき、桑の木で作った弓と蓬(よもぎ)の矢で天地四方を射て、将来の雄飛を祝ったという「礼記」射義にみえる中国古代の風習から》男子が志を立てること。
そう‐し【桑梓】
《昔、中国で、屋敷の垣根に桑と梓(あずさ)とを植え、養蚕や器具用として子孫に残したという「詩経」小雅・小弁の故事から》父母を敬い、ふるさとを思うこと。転じて、ふるさと。故郷。
そうじつ‐き【桑実期】
多細胞動物の発生初期の一段階。卵割が繰り返されて割球の数が増え、桑の実ように見える胚(はい)をもつ時期。
そうじ‐ねん【桑字年】
「桑年(そうねん)」に同じ。
そう‐でん【桑田】
くわばたけ。
桑田(そうでん)変(へん)じて海(うみ)となる
《劉希夷「代悲白頭翁」から》「滄海変じて桑田となる」に同じ。
桑田(そうでん)変(へん)じて滄海(そうかい)となる
⇒滄海変じて桑田となる
そう‐と【桑都】
東京都八王子市の異称。かつて養蚕業や絹織物の生産が盛んであったことから。
そう‐ねん【桑年】
48歳のこと。「桑」は「桒」とも書き、十の字四つと八の字一つとからなるのでいう。桑字年。
そう‐はくひ【桑白皮】
桑の根皮。漢方で消炎・利尿・鎮咳(ちんがい)薬などに用いる。