ぼう‐ばな【棒鼻/棒端】
《「ぼうはな」とも》 1 棒のはし。棒の先。 2 《宿場の境界には棒杭が立っていたところから》宿駅のはずれ。「街道の—の或る家には」〈鉄腸・花間鶯〉
ぼう‐ばり【棒針】
先がとがった棒状の編み針。編み棒。
ぼうばり‐あみ【棒針編み】
棒針を用いる、手編みの代表的な編み方。一方の棒針にかかっている糸の輪を、もう一方の棒針で引き出して編む。
ぼう‐びき【棒引き】
[名](スル) 1 線を引くこと。特に、線を引いて帳簿などの記載を消すこと。棒消し。 2 貸借関係を終わりにすること。帳消し。「借金を—する」 3 長音を表す書き方。「ああ」を「あー」と書く類。...
ぼうびき‐かなづかい【棒引き仮名遣い】
長音を棒を引いて表す仮名遣い。例えば「学校」は「がっこー」となる。明治33年(1900)に制定され、小学校の教科書に採用されたが、明治41年(1908)に廃止。
ぼう‐びや【棒火矢/棒火箭】
鉄製の筒に火薬を込めて発射した火矢。江戸時代に使用された。
ぼう‐ふら【孑孒/孑孑/棒振】
蚊の幼虫。水中にすみ、体は短い棒状で、くねくねと運動し浮き沈みする。ぼうふり。《季 夏》
ぼうふら‐おどり【孑孒踊(り)】
踊りの振りの一種で、体をぼうふらのようにくねくねさせるこっけいなもの。歌舞伎舞踊や歌舞伎狂言の中で行われる。
ぼう‐ふり【孑孒/孑孑/棒振】
「ぼうふら」に同じ。「—みたいに動きはじめ」〈中勘助・島守〉
ぼう‐ふり【棒振り】
1 棒を振ること。 2 《指揮棒を振るところから》オーケストラの指揮者のこと。 3 江戸時代、幕府の両番および大番が勤めた江戸市中の巡察。