かなしきがんぐ【悲しき玩具】
石川啄木(いしかわたくぼく)の第2歌集。明治45年(1912)刊。晩年の194首と歌論2編を収める。
かな‐じょ【仮名序】
仮名文で書かれた序文。古今和歌集の序が有名。→真名序(まなじょ)
かべくさ【壁草】
室町後期の連歌集。10巻。宗長自撰。文亀元年(1501)から永正9年(1512)までの約10年の間に増補改訂が行われている。
かもめ
《原題、(ロシア)Chayka》チェーホフ作の戯曲。4幕。1896年発表。青年トレープレフや女優志願の娘ニーナを中心に、19世紀末のインテリゲンチアの苦悩を新しい形式と手法をもって描く。 愛...
カルミナ‐ブラーナ【(ラテン)Carmina Burana】
《ボイエルン詩歌集の意》 ラテン語およびドイツ語で記された、12、3世紀のヨーロッパの詩歌集。1803年、ミュンヘンの南のベネディクトボイエルン修道院で手写本が発見された。当時の放浪学徒の作と...
かろきねたみ
岡本かの子の処女歌集。大正元年(1912)、青鞜社より刊行。木版、手刷りで制作された。
かわのほとり【川のほとり】
古泉千樫による歌集。大正14年(1925)刊。生前唯一の自撰歌集。
かんでんえいそう【閑田詠草】
江戸後期の歌集。3巻。伴蒿蹊(ばんこうけい)著、養子資規(すけのり)の編。文化13年(1816)刊。
かんとうしゅう【寒灯集】
会津八一の歌集。昭和22年(1947)刊行。
が【賀】
1 喜び祝うこと。祝い。「米寿の—」 2 勅撰(ちょくせん)和歌集の部立ての一。祝賀の歌をおさめる。