のど‐うた【喉歌】
低い声と高い声を同時に出す歌唱法。のどから出す低音とともに、舌や口腔(こうこう)で作り出した倍音を共鳴させる。中央アジアに分布し、モンゴル国のホーミー、トゥバ共和国のフーメイなどに代表される。
はいかい‐うた【俳諧歌】
⇒はいかいか(俳諧歌)
はいかい‐か【俳諧歌】
和歌の一体。用語または内容にこっけい味のある歌。古今集巻19に多くみえる。ざれごとうた。はいかいうた。→狂歌
はいかい‐の‐れんが【俳諧の連歌】
連歌の一体。もと、余興として作られた、卑近なこっけい味を主とする連歌。室町末期、山崎宗鑑・荒木田守武らによって独自の文芸となり、江戸時代、松永貞徳・西山宗因らを経て、松尾芭蕉に至り蕉風俳諧として...
はいかい‐れんが【俳諧連歌】
⇒俳諧の連歌
は‐うた【端唄/端歌】
1 (端唄)三味線音楽の一種。江戸後期から幕末にかけて江戸で流行した、三味線伴奏の小編歌曲。うた沢と小唄の母体。「春雨」「梅にも春」など。江戸端唄。 2 (端歌)地歌の一種。歌物のうち組歌・長歌...
はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】
死ぬまぎわに白鳥がうたうという歌。その時の声が最も美しいという言い伝えから、ある人が最後に作った詩歌や曲、また、生前最後の演奏など。 《原題、(ドイツ)Schwanengesang》シューベ...
はな‐うた【鼻歌/鼻唄】
気分のよいときなどに、鼻にかかった低い声で歌をうたうこと。また、その歌。
はなのうた【花の歌】
ビゼーのオペラ「カルメン」の第2幕でドン=ホセによって歌われるアリアの通称。冒頭の歌詞から「おまえの投げたこの花を」の題名で知られる。
はま‐うた【浜歌/浜唄】
1 民謡の一種で、漁師が浜辺でうたう歌。 2 (浜唄)歌舞伎下座音楽の一。浜辺の情景を表す下座唄で、多くは波の音の大太鼓をかぶせる。また、合方(あいかた)としても用いる。