まじない‐うた【呪い歌】
陰陽師や祈祷師が祈祷の場を清めるために唱える歌。また、福を呼び込み、災いや魔物を避けるために唱える歌。例えば、火除けの歌「霜柱氷のはりに雪のけた雨のたるきに露のふき草」の類。
まちのうた【街の歌】
ベートーベンのピアノ三重奏曲第4番の通称。変ロ長調。1798年の作。名称は、第3楽章の主題に、当時のウィーンで人気を博していた歌劇のアリアを用いたことに由来する。
マヌエルセンデロのさいごのうた【マヌエル=センデロの最後の歌】
《原題、(スペイン)La última canción de Manuel Sendero》ドルフマンの小説。1982年刊。ピノチェト軍政下の恐怖と悲惨を背景に、この世に生まれ出ることを拒否する...
まり‐うた【毬歌/鞠歌】
てまりをつくときにうたう歌。てまりうた。《季 新年》
マルスのうた【マルスの歌】
石川淳の短編小説。昭和13年(1938)、雑誌「文学界」1月号に発表。反戦的であるとして発禁処分、罰金刑となる。
マルドロールのうた【マルドロールの歌】
《原題、(フランス)Les Chants de Maldoror》ロートレアモンの長編散文詩。1869年に完成した作品だが、内容が背徳的であるとして出版社が刊行をとりやめ、著者没後の1874年に...
み‐うた【御歌】
1 人の歌を敬っていう語。 2 天皇・皇后・皇太后・皇太子などが作った歌。
みけ‐うた【御饌歌】
神饌(しんせん)を奉る祭に奏せられた神事歌謡。
みじか‐うた【短歌】
「たんか(短歌)」に同じ。⇔長歌(ながうた)。
みなそこのうた【水底の歌】
梅原猛の著作。副題「柿本人麻呂論」。昭和48年(1973)刊。柿本人麻呂は刑死したと論じる。大仏次郎賞受賞。