もど・く【擬く/抵牾く/牴牾く】
[動カ五(四)] 1 さからって非難する。また、従わないでそむく。「御頼みとあれば—・きませぬが」〈露伴・寝耳鉄砲〉 「をさをさ人の上—・き給はぬ大臣の」〈源・常夏〉 2 他のものに似せて作る。...
もみじ‐の‐が【紅葉賀】
紅葉のころに催す賀の祝宴。また、紅葉の木陰で宴を開くこと。《季 秋》「—わたしら火鉢あっても無くても/青畝」 源氏物語第7巻の巻名。光源氏18歳から19歳。源氏が舞を舞った紅葉のころの祝宴と...
もも‐われ【桃割れ】
女性の髪形の一。後頭部で髪を二つの輪にまとめ、桃のような形の髷(まげ)に結ったもの。明治初期から中期にかけて、16、7歳の少女に流行。
もりやま‐つねたろう【守山恒太郎】
[1880〜1912]野球選手。東京の生まれ。一高で速球とドロップを駆使して活躍。練習で学校のれんが塀(べい)にボールを投げ続け、ついには穴をあけてしまったなどの逸話がある。東京帝大医学部を卒業...
も・る【守る】
[動ラ四] 1 見まもる。見張る。番をする。「見し人のかげすみはてぬ池水にひとり宿—・る秋の夜の月」〈源・夕霧〉 2 そばにいて、まもり育てる。「殿を二歳の年より今年二十五になり給ふまで—・り奉...
もろ‐がえり【諸回り】
3歳の鷹(たか)。《季 冬》
門(もん)を潜(くぐ)・る
建物や敷地内に入る。また、学問や技芸などを始める。「母校の—・る」「師匠の—・ったのは15歳の時だった」
やく‐だたり【厄祟り】
厄年に、災厄にたたられること。「こな様も二十五歳の厄の年、わしも十九の厄年とて、思ひ合うたる—」〈浄・曽根崎〉
やく‐どし【厄年】
俗信で、災難や障りが身に降りかかるおそれが多いので、万事に気をつけなければならないとする年齢。多く、男の25歳・42歳、女の19歳・33歳をいい、特に、男の42歳と女の33歳は大厄(たいやく)と...
やそ‐さか【八十坂】
1 80歳の老境。八十路(やそじ)の坂。「—にかかる」 2 多くの坂。「—を越えよときれる杖なれば」〈落窪・三〉