ぜんこくろうのうたいしゅう‐とう【全国労農大衆党】
昭和6年(1931)全国大衆党と労農党とが、社会民衆党の一部と合同して結成した中間派無産政党。翌年、社会民衆党と合同し、社会大衆党となった。
ぜん‐しょ【善書】
1 文字を巧みに書くこと。また、その人。能書。 2 よい書物。善本。 3 中国、明・清代に民衆の間に流行した道徳書。儒教・仏教・道教の説く倫理をとりまぜたもので、多くの功過格などがその代表。
たい‐しゅう【大衆】
1 多くの人。多衆。 2 社会の大部分を占める一般の人々。特に、労働者・農民などの勤労階級。民衆。「—の支持を得る」「一般—」 3 社会学で、孤立して相互の結びつきを持たず、疎外性・匿名性・被暗...
民(たみ)信(しん)無(な)くば立(た)たず
《「論語」顔淵から》政治は民衆の信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食糧・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。民信無...
チベット‐どうらん【チベット動乱】
中国によるチベット統治に対して1956年に勃発した、チベット人による独立運動。中国は1950年にチベット全域を武力で併合。協定に違反してチベット北部の社会主義化を強行したため、反発した民衆が蜂起...
ちょうせんしんぽう【朝鮮新報】
在日本朝鮮人総連合会機関紙。前身は1945年創刊の民衆新聞で、1961年より現名称。
ちょうせんじん‐ぎゃくさつじけん【朝鮮人虐殺事件】
大正12年(1923)関東大震災直後、在日朝鮮人が暴動を起こしたという流言を信じた自警団や民衆によって、全国で数千人の朝鮮人が虐殺された事件。
つうぞく‐どうとく【通俗道徳】
江戸後期から明治期にかけて民衆の間に広まった、勤勉・倹約を主な徳目とする倫理規範。市場経済が徐々に浸透するなか、家や村が没落しないよう自己を律する生活規範として浸透した。
ティル‐オイレンシュピーゲル【Till Eulenspiegel】
16世紀初期にドイツで出版された民衆本の主人公。14世紀に実在した遍歴職人をモデルにしたと言われ、機知に富んだいたずらであらゆる階層の人々を手玉にとり、読者の人気を集めた。
ティルオイレンシュピーゲルのゆかいないたずら【ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら】
《原題、(ドイツ)Till Eulenspiegels lustige Streiche》リヒャルト=シュトラウスの交響詩。1894年から1895年にかけて作曲。16世紀に出版された民衆本「ティ...