じゅし‐せっけん【樹脂石鹸】
松やになどの樹脂を水酸化ナトリウム(苛性(かせい)ソーダ)水溶液とともに煮沸して作ったせっけん。主に製紙の際のインクのにじみ止めとして使用。
すいぎん‐ほう【水銀法】
陰極に水銀を、陽極に炭素を用いて食塩水を電解し、塩素と水酸化ナトリウムを製造する方法。
すいさんか‐ぶつ【水酸化物】
水酸化物イオン(OH-)を有する化合物。水酸化ナトリウムなど。 [補説]OH原子団を水酸基として持つ有機化合物は「ヒドロキシ化合物」と呼ばれる。
すいさんかぶつ‐イオン【水酸化物イオン】
水酸基のイオン。一価の陰イオンであり、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの水溶液などに生成し、塩基性を示す。化学式OH− 水酸イオン。
ソーダ‐せっかい【ソーダ石灰】
生石灰を水酸化ナトリウムの濃水溶液に浸し、熱して白色粒状にしたもの。二酸化炭素および水の吸収剤として使用。ソーダライム。
ソーダ‐せっけん【ソーダ石鹸】
油脂を水酸化ナトリウムで鹸化して作った石鹸。日常の化粧・洗濯などに使用する硬石鹸。
ソーダ‐パルプ【soda pulp】
木材を水酸化ナトリウムとともに加熱してリグニンなどを分離・処理して作るパルプ。
たんさん‐ナトリウム【炭酸ナトリウム】
炭酸のナトリウム塩。無水物はソーダ灰ともいい、白色の粉末で吸湿性がある。一〇水和物は洗濯ソーダともいい、無色の結晶。水溶液は強アルカリ性。石鹸・ガラス・陶器や水酸化ナトリウムなどの製造原料とし、...
ちょうかい‐せい【潮解性】
物質が潮解する性質をもつこと。「水酸化ナトリウムは強い—を示す」→潮解
どうアンモニア‐レーヨン【銅アンモニアレーヨン】
綿リンターあるいはパルプをアンモニア硫酸銅溶液、次いで水酸化ナトリウムで処理して溶かし、この溶液を紡糸口から流水中に押し出して繊維にした再生セルロース。絹に似た光沢があり、主に衣料用。キュプラ。