ひょう‐ざん【氷山】
氷河の下端や棚氷が海に達し、分離した大氷塊が海上に浮かんでいるもの。大部分は海中にあり、海上に見えるのはその一部分。
氷山(ひょうざん)の一角(いっかく)
表面に現れている事柄は好ましくない物事の全体のほんの一部分であることのたとえ。「今回摘発された事件は—にすぎない」
ひょう‐しつ【氷室】
氷を貯蔵する部屋。ひむろ。
ひょう‐しゃく【氷釈】
[名](スル)氷がとけるように消えうせること。氷解。
ひょう‐しゅ【氷酒】
果汁にシロップと酒とを入れ、軽く凍らせてシャーベット状にしたもの。
ひょうしゅう‐せき【氷州石】
方解石の無色透明なもの。氷州(アイスランド)で良質のものが産出され、ニコルプリズムに用いられた。
ひょう‐しょう【氷床】
大陸の全体を広く覆って発達する氷河。現在は南極大陸とグリーンランドにだけみられ、厚さ1000メートル以上ある。内陸高所から海岸へゆっくり移動し、末端で氷山ができる。大陸氷河。
ひょう‐しょう【氷晶】
大気中の水蒸気が冷却され、昇華してできる微細な氷の結晶。上層雲を構成する。《季 冬》
ひょうしょう‐う【氷晶雨】
⇒冷たい雨
ひょうしょう‐かく【氷晶核】
大気中で氷晶がつくられるときの中心となる核。地表から舞い上げられた粘土鉱物や火山灰などの微粒子が多い。また、人工降雨の氷晶核として、ドライアイスの小片や沃化銀の結晶が用いられる。