えど‐ご【江戸語】
「江戸言葉」に同じ。
えどさんぎん【江戸三吟】
江戸前期の俳諧集。1冊。伊藤信徳編。延宝6年(1678)刊。信徳が江戸で桃青(芭蕉)・信章(素堂)と巻いた三百韻を京都で出版したもの。
えど‐さんざ【江戸三座】
幕府から興行特権を認められていた江戸の三大歌舞伎劇場。初め四座であったが、正徳4年(1714)山村座廃絶以後、中村・市村・森田の三座で、明治初年まで続いた。
えどさんぷきこう【江戸参府紀行】
江戸時代初期に来日したドイツ人医師、ケンペルの著作「日本誌」の抄訳。元禄4年(1691)、元禄5年(1692)の2度、ケンペルが経験した江戸参府の旅に関する部分を抜粋・邦訳したもの。当時の日本...
えど‐ざ【江戸座】
芭蕉の死後、江戸で都会趣味的な洒落(しゃれ)と機知とを主とする句を作った俳諧の一派。芭蕉の門人、宝井其角(たからいきかく)に始まる。
えど‐ざくら【江戸桜】
1 「江戸」に同じ。サトザクラの一品種。 2 ソメイヨシノの別名。 3 江戸で流行した白粉(おしろい)の名。また、その発売元の名。
えど‐じだい【江戸時代】
徳川家康が征夷大将軍に任ぜられた慶長8年(1603)から、徳川慶喜(よしのぶ)が大政奉還して将軍職を辞した慶応3年(1867)までの、江戸に徳川幕府(江戸幕府)の存続した265年間。家康が関ヶ原...
えどじゅうりしほう‐おかまい【江戸十里四方御構】
江戸時代の刑罰の一。罪人が江戸日本橋から四方へ5里ずつの範囲内に居住・立ち入りすることを禁止したもの。→江戸払(えどばらい)
えど‐じょう【江戸城】
東京都千代田区にあった江戸幕府の本城。現在の皇居。中世の江戸氏の居館跡に、長禄元年(1457)太田道灌(おおたどうかん)が築城。のち、天正18年(1590)の徳川家康関東移封入城後、3代将軍家光...
えど‐じょう【江戸状】
江戸の商店または支店から上方の店へ届いた商用の手紙。「—どもをさらへ、失念したる事どもを見出し」〈浮・胸算用・二〉