江南(こうなん)の橘(たちばな)江北(こうほく)の枳(からたち)となる
《「韓詩外伝」一〇など諸書に見える中国のことわざから》江南のタチバナを江北に移し植えればカラタチとなる。人は住む所によって性質が変化することのたとえ。
こうねい【江寧】
中国晋代に、現在の江蘇省江寧県の西南に置かれた県。隋代に南京に移され、宋・明以降は府となった。
こう‐はん【江畔】
大河のほとり。
こう‐ほく【江北】
河の北。特に、中国、揚子江下流の北の地方。
こう‐りゅう【江流】
大きな川の流れ。中国では、特に揚子江の流れをいう。
こうりょう【江陵】
大韓民国北東部、日本海に面する都市。新羅(しらぎ)以降の遺跡が多い。カンヌン。
中国湖北省中南部の都市。古くから軍事・交通の要衝として発展した。チアンリン。
ごう‐がわ【江川】
広島・島根両県を流れる中国地方第一の川。中国山地に源を発し、上流では可愛(えの)川ともよばれ、三次(みよし)市で馬洗(ばせん)川・西城(さいじょう)川と合流。江津(ごうつ)市で日本海に注ぐ。長さ...
ごう‐け【江家】
大江(おおえ)氏の家系。学者の家柄として菅家(かんけ)(菅原(すがわら)氏)と並び称せられた。
ごうけしだい【江家次第】
平安後期の有職故実書。21巻。そのうち巻16・巻21は欠本。大江匡房(おおえのまさふさ)著。天永2年(1111)成立。関白藤原師通(ふじわらのもろみち)の依頼により、朝廷の儀式・礼法などを詳記し...
ごうけ‐ぶんこ【江家文庫】
平安後期、大江匡房(おおえのまさふさ)が京都の二条高倉の自邸に家蔵の典籍類を収蔵した文庫。仁平3年(1153)焼失。千種(ちぐさ)文庫。