ピー‐は【P波】
《primary wave(最初の波)から》地震のとき、最初に到達する弾性波。体積の変化を伝える疎密波で、振動方向が波の進行方向と同じ縦波。→S波
ふう‐は【風波】
1 風と波。また、風が吹いて立つ波。風浪。「外海は—が強い」「—の難」 2 もめごと。争いごと。なみかぜ。「家庭内に—の絶え間がない」 3 世を処していく上での困難や煩わしさ。「世間の—にもまれる」
ふじ‐なみ【藤波/藤浪】
フジの花房。また、藤の花が風で波のように揺れ動くこと。《季 春》
フリーク‐は【フリーク波】
外洋で突発的に発生する巨大な波。波高が30メートルを超えることもある孤立した巨大波で、大型船を破断するほどのエネルギーを持つ。海難事故の原因の一つ。一発大波。→三角波
ぶっしつ‐は【物質波】
物質粒子の波動性に伴う波。運動量pの粒子の物質波の波長λ(ラムダ)は、プランク定数をhとして、λ=h/pで表される。1924年にフランスの物理学者ド=ブロイによって導入された。ド=ブロイ波。
ぶつじん‐すいは【仏神水波】
本地垂迹(ほんじすいじゃく)の説で、仏と神とは水と波との関係のように根元は同じであるということ。
プラネタリー‐は【プラネタリー波】
大気中に生じる地球規模の波。東西方向に大きな波長をもち、中緯度では2〜3波長程度で地球を一周する。ヒマラヤ山脈などの大規模な山脈や、海洋と大陸の温度差によって発生し、偏西風蛇行の要因となる。理論...
へいめん‐は【平面波】
波面が平面である波。
ヘクトメートル‐は【ヘクトメートル波】
⇒中波
へ‐つ‐なみ【辺つ波】
《「つ」は「の」の意の格助詞》岸べに打ち寄せる波。「沖つ波来寄る白玉—の寄する白玉求むとそ君が来まさぬ」〈万・三三一八〉