か‐らく【花洛/華洛】
花の都。特に、京都。京師(けいし)。「—は宇治より北にあたりて」〈十訓抄・一〉
きょう‐らく【京洛】
みやこ。京都。けいらく。
き‐らく【帰洛】
[名](スル)都、特に京都に戻ること。
けい‐らく【京洛】
《もと、中国古代の都であった洛陽(らくよう)の異称》みやこ。特に、京都をさしていう。
げ‐らく【下洛】
1 比叡(ひえい)山などから京都にくだってくること。「勅宣三度に及びければ、力無く—し給ひけるに」〈太平記・一二〉 2 都から地方へくだること。上洛に対していう。〈日葡〉
さん‐らく【参洛】
地方から京都へ上ること。上洛。「東国北国の源氏等、各々—を企て、平家を滅ぼさんと欲す」〈平家・七〉
しんぼく‐じゅらく【神木入洛】
平安末期から室町時代にかけて、興福寺の僧兵が春日神社の神体になぞらえた神木を奉じて京都に入り強訴(ごうそ)したこと。神木動座。→春日の神木
じゅ‐らく【入洛】
[名](スル)京都に入ること。特に、貴人が都に入ること。にゅうらく。「明朝—仕まつる由きこえ候」〈古活字本保元・上〉
じょう‐らく【上洛】
[名](スル)《古くは「しょうらく」》地方から京都へ行くこと。「東山道を経て—する」
にゅう‐らく【入洛】
[名](スル)都にはいること。じゅらく。「使者が—する」