ひと‐あな【人穴】
火山のふもとなどにある洞穴。溶岩の表面が固まり、内部の固まっていない部分が流出してできたもの。昔、人が住んだといい、富士山北西麓に「富士の人穴」がある。
ふう‐けつ【風穴】
山腹・渓間などにあって、夏季に冷たい風を吹き出す洞穴。溶岩トンネルの大きなもので、洞内の温度差による対流によって風を生じる。
ぶりょう‐とうげん【武陵桃源】
世間とかけ離れた平和な別天地。桃源。桃源郷。陶淵明(とうえんめい)「桃花源記」によると、晋(しん)の太元年間に、湖南武陵の人が桃林の奥の洞穴の向こうに出てみると、秦末の戦乱を避けた人々の子孫が住...
ペキン‐げんじん【北京原人】
中国北京郊外、周口店の石灰岩洞穴から発見された化石人類。更新世中期、50万〜20万年前の生息と推定される。原始的な石器を用い、火を使った。ホモエレクトゥス‐ペキネンシス。旧称、シナントロプスペキ...
マクペラ‐の‐どうくつ【マクペラの洞窟】
《Cave of Machpelah》パレスチナ地方の古都ヘブロンにあるユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。アブラハムとその妻サラ、息子イサクら一族6人が埋葬された場所といわれている。マクペ...
りゅう‐けつ【竜穴】
1 竜が住むという洞穴。室生寺の東にある室生竜穴神社の奥社にある。 2 風水で、竜脈に沿って山脈を流れる気が集中する場所。繁栄をもたらす吉祥の地とされ、都市・寺社・家屋などが建設された。
わんかし‐でんせつ【椀貸し伝説】
多数の膳や椀が必要なとき、塚・池・淵・洞穴などの前で頼むと貸してくれるという伝説。こわしたり、数をごまかしたりすると、以後貸してくれなくなるという。東北地方から九州まで広く分布している。