アバン‐ギャルド【(フランス)avant-garde】
《軍隊用語で、前衛・尖兵の意》 1 第一次大戦後、欧州に興った芸術革新運動。抽象芸術・シュールレアリスムなどに代表される。前衛派。 2 前衛芸術。
アバン‐ゲール【(フランス)avant-guerre】
《戦前の意》 1 第一次大戦前の芸術思潮。自然主義・現実主義・印象主義などをさした。 2 戦前派。特に、第二次大戦前の思想・習慣・生活態度などを持ちつづけている人々。⇔アプレゲール。
アパテイア【(ギリシャ)apatheia】
《パトスのない、の意》人間が情念や欲情に支配されないで超然として生きる状態。ストア学派は、この境地を生活の理想とし、哲学的訓練の目標とした。アパシー。→パトス
アファナーシエフ【Aleksandr Nikolaevich Afanas'ev】
[1826〜1871]ロシアの民俗学者。ロシア神話学派の代表者の一人。600編以上の民話を収録した「ロシア民話集」の編纂(へんさん)で知られる。他に「スラブ人の詩的自然観」など。
アフガニスタン【Afghanistan】
アジア南西部の内陸国。アフガニスタン‐イスラム共和国。首都カブール。住民は主にシーア派イスラム教徒。砂漠と高山が多く、農業・牧畜が主産業。1919年、英保護領から独立。1973年、王制から共和制...
アフガン‐しんこう【アフガン侵攻】
1979年12月の、ソ連軍によるアフガニスタンへの侵攻。ソ連は1978年調印の友好協力善隣条約に基づく、アフガニスタン政府の要請によるとしたが、反政府派の激しい抵抗と、強い国際的非難にあい、19...
あぶな・い【危ない】
[形][文]あぶな・し[ク] 1 災いが起こりそうである。危険だ。「—・い遊び」「—・い目に遭う」 2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が—・くなる」「命が—・...
あぶなっかし・い【危なっかしい】
[形]いかにも危ない感じがするさま。「—・い手つき」 [補説]「あぶない」に比べて、わきで見ている者の主観的判断が強く含まれている。 [派生]あぶなっかしがる[動ラ五]あぶなっかしげ[形動]あぶ...
アブ‐メナ【Abu Mena】
エジプト北部にある同国最古のキリスト教都市遺跡。アレクサンドリアの南西約70キロメートルに位置する。ローマ帝国のキリスト教弾圧によって殺された聖者メナスを祭った場所。原始キリスト教の一派であるコ...
あぶらかす【油糟】
江戸前期の俳諧論書「新増犬筑波集」の上巻。松永貞徳著。寛永20年(1643)刊。山崎宗鑑の「犬筑波集」の前句に付句をし、自派の付合(つけあい)の方法や作風を示したもの。→淀川(よどがわ)