クムザール【Kumzar】
オマーン北部、ムサンダム半島の北端の村。ホルムズ海峡に面している。ハッサブをはじめとする付近の町からの陸路はなく、航路のみで結ばれる。周囲から孤立しているため独自の方言が話される。切り立った断崖...
雲(くも)に臥(ふ)・す
雲がかかる奥深い山の中で生活する。「—・す峰の庵の柴の戸を人は音せで叩く松風」〈玉葉集三〉
くも‐の‐かけはし【雲の梯】
1 雲がたなびくさまを、かけはしに見立てた語。「天の川—いかにしてふみ見るばかり渡し続けむ」〈落窪・一〉 2 深い谷間の空中高くかけ渡した橋。「水青きふもとの入江霧晴れて山路秋なる—」〈風雅・雑...
クラーク【William Smith Clark】
[1826〜1886]米国の教育家。マサチューセッツ農科大学長。1876年(明治9)来日。札幌農学校の初代教頭となり、キリスト教精神に基づく新教育を実施。在日1年足らずだったが、内村鑑三・新渡戸...
くり【繰り】
1 糸などを繰ること。 2 (ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。 3 (ふつう「クリ」と書く)謡曲で、曲(くせ)の序章にあたる、拍子に合わない謡の部分。初めの...
くりから‐だに【倶利伽羅谷】
富山県小矢部市、倶利伽羅峠の南斜面の深い谷。
クレバス【(フランス)crevasse】
氷河・雪渓にできる深い割れ目。《季 夏》
くろうと‐うけ【玄人受け】
商品や作品、また政策などが専門家や造詣の深いファンに評価されること。また、その度合い。一般からの人気はなくとも、味わい深さや斬新さが評価されるようすをいう。通好み。「この小説は—したが売れなかっ...
くろべ‐がわ【黒部川】
富山県東部を流れる川。源を飛騨山脈中部の鷲羽(わしば)岳に発し、富山湾に注ぐ。上・中流は深い峡谷をなし、発電所が多い。上流に黒四ダムと人造湖の黒部湖がある。下流の扇状地には湧水が多くある。長さ8...
くろべ‐きょうこく【黒部峡谷】
黒部川の上・中流の峡谷。立山連峰と後(うしろ)立山連峰を二分する、日本一深い峡谷をなす。黒部湖から上流を上廊下(かみのろうか)、下流を下廊下(しものろうか)と呼ぶ。