苦汁(くじゅう)を嘗(な)・める
つらくて嫌な思いをする。にがい経験をする。「落選の—・める」 [補説]「苦渋を嘗める」と書くのは誤り。
くす・む
[動マ五(四)] 1 黒ずんだ渋い色になる。または、すすけたようなさえない色になる。「—・んだ茶色」 2 目立たない地味なようすになる。「—・んだ存在」 3 生気を失う。もの思いに沈む。「暗く—...
く‐とう【句読】
1 文を読むとき、その文の切れるところと一時息を切るところ。 2 文章の読み方。特に、漢文の素読。「父恭斎に—を授けられていたのである」〈鴎外・渋江抽斎〉 3 「句読点」の略。
く‐ねつ【苦熱】
暑さに苦しむこと。また、厳しい暑さ。「夏日袷(あわせ)に袷羽織を着て恬として恥じず、又—の態をも見せない」〈鴎外・渋江抽斎〉
ぐう‐もく【寓目】
[名](スル)目を向けること。注目すること。「著者は自己の—した本と、買い得て蔵していた本とを挙げている」〈鴎外・渋江抽斎〉
グリッド‐ロック【grid lock】
1 交差点などでの交通渋滞。 2 比喩的に、政治で身動きがとれない状態。日本のねじれ国会のような状況。手詰まり。
ぐん‐せい【軍政】
1 軍事に関する政務。 2 戦争・内乱などに際し、軍が行政を担当すること。「—を敷く」⇔民政。 3 明治憲法下で、軍の編制・維持・管理などに関する国務。→軍令 4 「軍事政権」の略。「—当局がサ...
けいおう‐でんてつ【京王電鉄】
東京都・神奈川県に路線をもつ電鉄会社。また、その鉄道。新宿・八王子間の京王線と、調布・橋本間の相模原線、渋谷・吉祥寺間の井の頭線などがある。昭和23年(1948)に京王帝都電鉄として設立。平成1...
けい‐よ【恵与】
[名](スル) 1 金品を人から与えられることを、その相手を敬っていう語。恵贈。恵投。「—にあずかる」 2 金品をめぐみ与えること。「路傍に難渋者を見て之を助け之に銭を—するは」〈福沢・福翁百話〉
けい‐よく【啓沃】
《心中を啓(ひら)いて、他人の心に沃(そそ)ぎ入れる意》心に思うことを隠さずに主君に申し上げること。「五百(いお)の—も与って力があったであろう」〈鴎外・渋江抽斎〉