たきず【滝図】
滋賀県大津市、園城寺勧学院客殿の一之間を飾る床間壁貼付絵。安土桃山時代の画家、狩野光信の作。国の重要文化財に指定されている。
たきた【滝田】
姓氏の一。 [補説]「滝田」姓の人物滝田樗陰(たきたちょいん)滝田(たきた)ゆう滝田洋二郎(たきたようじろう)
たきた‐ゆう【滝田ゆう】
[1932〜1990]漫画家。東京の生まれ。本名、祐作。田河水泡(すいほう)の弟子を経て、漫画家としての活動を始める。東京の下町の路地裏を舞台とした作品を多く描く。代表作「寺島町奇譚(きたん)」...
たき‐つ‐せ【滝つ瀬】
《「たぎつせ」とも。「つ」は「の」の意の格助詞》水の激しく流れる瀬。また、滝。「宇治の渡りの—を見つつ渡りて」〈万・三二四〇〉
たきつせ‐の【滝つ瀬の】
[枕]《「たぎつせの」とも》流れの速い意から、「はやし」にかかる。「—はやき心を何しかも人めづつみのせきとどむらむ」〈古今・恋三〉
たき‐つぼ【滝壺】
滝が落ち込んで深い淵となっている所。《季 夏》
たき‐どの【滝殿】
滝に臨むように建てた殿舎。《季 夏》「—に人あるさまや灯一つ/鳴雪」
たき‐なみ【滝波】
落下する滝の水。「岩にかけ川瀬に音やあまるらむ雨さへ添ひてふるの—」〈為尹千首〉
たき‐の‐いと【滝の糸】
滝の水が筋をなして落ちるようすを、糸が垂れ下がるのに見立てていう語。滝の白糸。「流れくるもみち葉見れば唐錦—もて織れるなりけり」〈拾遺・冬〉
たきのがわ【滝野川】
東京都北区の地名。もと江戸近郊の農村、また東京市の区の一で、田端あたりまで含まれた。名はこの地を流れる石神井(しゃくじい)川の急流に由来。