ひのはしら【火の柱】
木下尚江の小説。明治37年(1904)発表。日露戦争前後、非戦論を唱え、資本家・軍人・政治家らの虚偽と不正をあばくキリスト教社会主義者の行動を描く。
ひ‐の‐ばん【火の番】
1 火事に備えて番をすること。また、その人。《季 冬》「—の障子に太き影法師/虚子」 2 江戸幕府の職名。目付の支配に属し、江戸城内の火事の警戒にあたった。 3 大奥の女中職の一。各部屋の火の用...
ひ‐の‐ふだ【火の札】
1 神社などで出す、火災よけの札。 2 放火の予告を書いて、相手の家の門戸に貼ったり、付近の路上に捨てておいたりする札。「聞けばお手前に—を打ったとある」〈伎・仏の原〉
ひ‐の‐み【火の見】
1 火事を監視すること。 2 「火の見櫓(やぐら)」の略。
ひのみ‐ばしご【火の見梯子】
火災を発見するために設けた梯子。頂上に半鐘をつるし、打ち鳴らして火災を知らせた。
ひのみ‐やぐら【火の見櫓】
火事を発見したり、その位置を見定めたりするために高く設けた櫓。《季 冬》
ひのむすめたち【火の娘たち】
《原題、(フランス)Les Filles du feu》ネルバルの短編小説集。女性の名を冠した七つの小説からなる。1854年刊行。巻末に詩集「幻想詩集」を採録する。
ひ‐の‐もと【火の元】
火事のもととなるような火のある所。火を使う所。「—に注意する」
ひ‐の‐もの【火の物】
火で煮たり焼いたりした食物。
ひのもの‐だち【火の物断ち】
祈願のために、火を通した物を断って食べないこと。