なき‐よ【無き世】
[連語]死んだあとの世。死後。「—を思ひの数々に」〈謡・小督〉
なきよ‐がたり【無き世語り】
死後のうわさ話。死後の評判。「—も恥づかしとて」〈謡・実盛〉
なくし‐もの【無くし物】
落としたり置き忘れたりして、失った物。
なく・す【無くす/亡くす】
[動サ五] 1 (無くす) ㋐今まであったもの、持っていたものを失う。無くする。「財布を—・す」「やる気を—・す」 ㋑努めて、ない状態にする。「むだを—・す」 2 (亡くす)死なれて失う。死な...
なく・する【無くする/亡くする】
[動サ変][文]なく・す[サ変] 1 (無くする)「無くす1」に同じ。「戦争を—・する」「意欲を—・する」 2 (亡くする)「無くす
2」に同じ。「事故で子供を—・する」
無(な)くて七癖(ななくせ)
どんな人でも多少は癖があるものだということ。「—有って四十八癖(しじゅうはっくせ)」
なく‐な・す【無くなす/亡くなす】
[動サ五(四)] 1 (無くなす) ㋐ないようにする。無くす。失う。「ライターを—・す」「明るさを—・す」 ㋑力のないものにする。ないがしろにする。「いかでこの大将を—・してばや」〈栄花・花山尋...
なく‐な・る【無くなる/亡くなる】
[動ラ五(四)] 1 (無くなる) ㋐今まであったもの、持っていたものがない状態になる。「夢が—・る」「痛みが—・る」 ㋑盗まれたり、紛れたりして、見当たらなくなる。「網棚の荷物が—・る」 ㋒使...
なく‐もがな【無くもがな】
[連語]《「もがな」は願望の意を表す助詞》ないほうがよい。なくてもよい。「—のせりふ」
なけ‐なくに【無けなくに】
[連語]《形容詞「なし」の古い未然形「なけ」+連語「なくに」》ないわけではないのに。いるのに。あるのに。「ま葛(くず)延(は)ふ小野の浅茅を心ゆも人引かめやも我が—」〈万・二八三五〉