そ‐とう【粗陶】
中国先史時代、砂まじりの粘土で焼成された粗製の土器。→細泥陶(さいでいとう)
そめ‐つけ【染(め)付け】
1 染めつけること。また、その色や模様。 2 藍色の模様を染め出した布地や衣服。 3 陶磁器の装飾技法の一。また、その陶磁器。白地に呉須(ごす)で下絵付けをし、その上から透明な釉(うわぐすり)を...
てい‐よう【定窯】
中国河北省曲陽県にあった陶窯。晩唐に始まり、北宋代に白定と称される象牙質の白磁を焼成して隆盛した。
とう‐じき【陶磁器】
陶器と磁器。広義には、粘土に長石・石英などの粉末をまぜて成形・焼成した製品の総称。素地(きじ)の質や焼成温度などにより、土器・陶器・炻器(せっき)・磁器に大別される。
とこなめ‐やき【常滑焼】
常滑市およびその付近から産する陶磁器。平安後期ごろから自然釉(しぜんゆう)のかかった壺・甕(かめ)などが焼かれ、江戸後期には朱泥(しゅでい)などの焼成とともに茶陶器類を産して活況を呈した。今日で...
とべ‐やき【砥部焼】
愛媛県伊予郡砥部町およびその付近から産する磁器。18世紀前半の開窯。初め日用陶器を焼いていたが、その後、改良を重ね、白磁や染め付け・色絵などを焼成。
ど‐き【土器】
粘土を焼成して作った素焼きの器物。陶器・磁器に比べ、一般に焼成火度は低い。古くから世界各地で見られ、日本では縄文土器・弥生土器・土師器(はじき)がある。出土した層や器形・文様などから考古学上の重...
ハイドロ‐カルチャー
《(和)hydro+culture》水栽培の一種。発泡煉石(れんせき)(高温で焼成した粘土)を入れた容器で植物を栽培し、水が少なくなってから水やりを行う。
はいねつ‐ボイラー【廃熱ボイラー】
セメント工場の原料焼成窯、金属製錬炉、化学工場などの廃熱で加熱されるボイラー。廃熱罐(はいねつがま)。
はじ‐き【土師器】
古墳時代から平安時代にかけて用いられた素焼きの土器。赤褐色か黄褐色で、文様がない。多くは轆轤(ろくろ)・窯(かま)を用いずに焼成。煮炊き用・食器として用いられ、5世紀以降は須恵器と併用。土師部(...