さん‐しん【三親】
きわめて親しいとされる三つの間柄。父子・夫婦・兄弟。
さん‐しんとう【三親等】
親等の一。直系では、本人または配偶者から3世を隔てる尊属親または卑属親、すなわち曽(そう)祖父母または曽孫。傍系では、おじ・おば・甥(おい)・姪(めい)との関係。三等親。
さん‐じ【三事】
1 三つの事柄。 2 治世上に重要な3か条。正徳・利用・厚生の3事項。 3 仕官する者の守るべき3か条。清・慎・勤の3事項。 4 春・夏・秋の3季にわたる仕事。農事。 5 人として仕えるべき三人...
さん‐じゅう【三従】
《「儀礼」喪服から》昔、婦人の守るべきものとされた三つの事柄。結婚前には父に、結婚後は夫に、夫の死後は子に従うということ。
さんじゅうさん‐しょ【三十三所】
観世音を安置した33か所の霊場。坂東三十三所・秩父(ちちぶ)三十三所などあるが、西国(さいこく)三十三所が最も有名。数は観世音の化身33体に基づく。三十三番。
さん‐せい【三正】
1 《「書経」甘誓から》天・地・人の、三つの正しい道。 2 《「礼記」哀公問から》君臣の義、父子の親、夫婦の別の三つが正しく守られていること。 3 中国古代の暦の上での3種の正月で、子・丑・寅を...
さんせいじん‐きょうかい【三聖人教会】
《Mănăstirea Sfinţii Trei Ierarhi》ルーマニア北東部の都市ヤシにある教会。17世紀にモルドバ公バシレ=ルプにより建造。ギリシャ教父バシレイオスとヨハネス=クリソスト...
さん‐そん【三尊】
尊ぶべき三人の人。君・父・師。
さん‐ぞく【三族】
身近な三つの親族。父方の一族、母方の一族、妻の一族。または、父・子・孫、父母・兄弟・妻子など。「今は残り留まりたる者とては、—に遁(のが)れざる一家の輩(ともがら)」〈太平記・一一〉
さんだい‐そうおん【三代相恩】
祖父以来3代にわたって主君に仕えて恩を受けること。三代重恩。「大恩ある—の御主人」〈伎・幼稚子敵討〉