もち‐こ・す【持(ち)越す】
[動サ五(四)] 1 決着・処理のつかない状態で次の時期・段階へ送る。「勝負を明日に—・す」 2 持って移す。持って次へ送る。「新た代と泉の川に—・せる真木のつまでを」〈万・五〇〉 3 食物が消...
もち‐こた・える【持ち堪える】
[動ア下一][文]もちこた・ふ[ハ下二]ある状態をどうにか保つ。支えてふみこたえる。「援軍到着まで—・える」
もち‐なお・す【持(ち)直す】
[動サ五(四)] 1 物の持ち方や持つ手をかえて、あらためて持つ。「荷物を—・す」 2 悪くなった状態が再びよい方へと向かう。回復する。「景気がやや—・す」「病人が—・す」
もったり
[副](スル) 1 粘りけがあるさま。料理で、卵や生クリーム、バターなどを泡立て、少し粘りが出てかき回す手応えが重くなった状態をいう。また、そのような食感があるさま。「卵を—となるまでよく泡立て...
もっ‐と
[副]事物の程度や状態が、さらにその度を強めるさま。いっそう。「八月になると—暑くなる」「—こっちへ寄りなさい」
も・つ【持つ】
[動タ五(四)] 1 手にとる。手の中ににぎる。「重たい荷物を—・つ」「右手にペンを—・つ」 2 身につける。たずさえる。携帯する。「財布を—・たないで出かける」「いつもハンカチを二枚—・ってい...
もつ・れる【縺れる】
[動ラ下一][文]もつ・る[ラ下二] 1 線状のものがからまり合って解けなくなる。「髪が—・れる」 2 足・舌などが思うように動かず、言語・動作に支障をきたす。「足が—・れる」 3 事柄が入り組...
もと【下/許】
《「本(もと)」と同語源》 1 物の下の部分。また、そのあたり。した。「旗の—に集まる」「桜の—に花見の宴を設ける」 2 その人のところ。そば。「親の—を離れる」 3 その規則や支配力の及ぶとこ...
もと‐どおり【元通り】
[名・形動]以前と同じ形や状態であること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「—な(の)姿」「—元気になる」
元(もと)の木阿弥(もくあみ)
いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。 [補説]戦国時代の武将筒井順昭が病死した時、死を隠すために、その子順慶が成人するまで、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせて外来者を欺き...