かりかち‐とうげ【狩勝峠】
北海道日高山脈北部の峠。標高644メートル。石狩・十勝両地方を結ぶ交通の要地。国道38号線が通る。
かり‐ぎぬ【狩衣】
《もと、狩りなどのときに着用したところから》古代・中世、公家が常用した略服。胡服(こふく)系の盤領(まるえり)で、前身頃(まえみごろ)と袖が離れており、袖口にくくりの緒がついている。布製であると...
かりぎぬ‐すがた【狩衣姿】
狩衣を着た姿。ふつう、烏帽子(えぼし)・指貫(さしぬき)を伴う。「あるは袍衣(うへのきぬ)、あるは—にて」〈栄花・玉の台〉
かりぎぬ‐そうぞく【狩衣装束】
狩衣に狩袴(かりばかま)または指貫(さしぬき)、烏帽子(えぼし)などをつけた服装。「皆出で立ちて、—をして」〈宇津保・吹上上〉
かりぎぬ‐のうし【狩衣直衣】
⇒小直衣(このうし)
かりぎぬ‐ばかま【狩衣袴】
狩衣と、それにつける指貫(さしぬき)の袴。また、その上下がそろったもの。「青鈍(あをにび)の—着たる男」〈今昔・二二・七〉
かりぎぬ‐びな【狩衣雛】
雛人形の一。男雛は狩衣に指貫(さしぬき)・立烏帽子(たてえぼし)を着けて中啓(ちゅうけい)を持ち、女雛は下げ髪で五つ衣に緋袴(ひばかま)を着けて檜扇(ひおうぎ)を持つ。
かり‐くら【狩倉/狩座/狩競】
1 狩猟をする場所。狩り場。「駒並(な)めて狩りする人は—の虎伏す野べぞゆかしかりける」〈散木集・九〉 2 狩猟。特に、鹿狩り。「今日の—むなしからめや」〈夫木・三六〉
かり‐くら・す【狩り暮らす】
[動サ四]狩猟をして1日を送る。「—・し織女(たなばたつめ)に宿借らむ天の川原に我はきにけり」〈古今・羇旅〉
かり‐こ【狩(り)子】
狩猟のとき、鳥獣を狩り出す役の者。勢子(せこ)。