ひよけ‐ざる【日避猿】
皮翼目ヒヨケザル科の哺乳類。分類上、サル類とコウモリ類との中間に置かれることが多い。体長約40センチ、尾長約25センチ。体側にある飛膜を広げて滑空する。植物食で、夜行性。フィリピン・マレーなどの...
ぶたお‐ざる【豚尾猿】
オナガザル科の哺乳類。体長約50センチ、尾は長さ約15センチで豚の尾のように曲がる。東南アジアに分布。
ほえ‐ざる【吠猿】
オマキザル科ホエザル属の哺乳類の総称。頭胴長約60センチ。のどにある袋が共鳴器となり、鳴き声が数キロ先まで聞こえる。中南米の熱帯林に分布。
ほくげん‐の‐さる【北限の猿】
青森県下北半島に生息するニホンザル。世界で最も北に分布するサルで、昭和45年(1970)に国の天然記念物に指定されている。
ま‐さる【真猿】
サルの古名。多く「勝(まさ)る」に掛けていう。「大和なる姿の池にうきざるの—を君が影をこそ見れ」〈相如集〉
まし【猿】
サルの古名。ましら。「よもすがら嘆きあかせばあか月に—の一声聞くぞ悲しき」〈右京大夫集〉
ましら【猿】
猿の別名。「大きな体躯(たいく)を—のように軽くもてあつかって」〈有島・或る女〉
み‐ざる【見猿】
三猿(さんえん)の一。見まいとして両手で両眼をおおう猿の像。
見猿(みざる)聞(き)か猿(ざる)言(い)わ猿(ざる)
両手でそれぞれ、両目・両耳・口をふさいだ3匹の猿の像。余計なことは見ない、聞かない、言わない、ということを表す。→三猿(さんえん)
みどり‐ざる【緑猿】
サバンナモンキーのこと。体色が緑色がかっているのでいう。