くす‐だま【薬玉】
1 種々の香料を詰めた錦(にしき)の袋に薬草や造花をつけ、長い5色の糸を垂らした飾り物。不浄を払い、邪気を避けるものとして、端午の節句に柱などに飾った。中国の風習が輸入されたもの。くすりの玉。続...
くだ‐たま【管玉】
弥生時代から古墳時代にかけて用いられた装飾用の玉の一種。碧玉(へきぎょく)製で円筒の細長い玉。長さ1〜5センチ。穴に糸を通して多数つなぎ、主に首飾りにする。
くび‐たま【首玉/頸玉】
1 「首っ玉」に同じ。「—をつかむ」 2 犬や猫の首につける輪。くびわ。「緋の—した小猫が、ちろちろと鐸(すず)を鳴らして」〈鏡花・日本橋〉 3 上代、玉を連ねて緒に通した首飾り。「御(み)—の...
くびっ‐たま【首っ玉/頸っ玉】
《「くびたま」の促音添加》くび。くびすじ。「—にかじりつく」
くろ‐だま【黒玉】
1 黒色の玉。 2 黒色の丸いしるし。黒星。 3 黒目(くろめ)のこと。 4 黒い飴玉(あめだま)。 5 打ち上げた花火の玉で、発火しないで落ちたもの。
ぐりん‐だま【屈輪玉】
香合(こうごう)などで、唐草または渦のような模様のある球形のもの。
けい‐ぎょく【瓊玉】
《「瓊」は赤色の玉》美しい玉。
けし‐だま【芥子玉】
芥子粒のような細かい玉を散らした模様。浴衣や手ぬぐいなどの染め模様にする。けしあられ。
け‐だま【毛玉】
1 編物の毛糸などの一部が小さく寄り集まって、玉のようになったもの。 2 猫などの胃や腸の中にたまった毛がかたまって球状になったもの。毛づくろいなどで毛をのみ込むことによりできる。「—を吐く」
けん‐だま【剣玉/拳玉】
木製の玩具。長さ15センチくらいの剣状の柄に糸を結びつけ、糸の一方に穴のあいた球をつけたもの。振り上げた球を皿で受けたり、柄の先端にはめたりして遊ぶ。江戸中期に中国から渡来、座敷遊びにとり入れら...