うき・でる【浮(き)出る】
[動ダ下一] 1 表面に浮いて現れる。「汗が額に—・でる」 2 模様・形などが、周囲や背景から浮き上がったようにはっきり見える。「青空の中に雪の頂が—・でる」
うきふね【浮舟】
源氏物語第51巻の巻名。また、その女主人公の名。宇治の八の宮の娘。薫(かおる)大将・匂宮(におうみや)の二人との愛に苦しみ、宇治川に入水するが、横川(よかわ)の僧都(そうず)に助けられて尼とな...
う・く【浮く】
[動カ五(四)] 1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に—・く」⇔沈む。 2 表面に現れ出る。「赤潮のため魚が大量に—・いた」「肌に脂が—・く」 3 ...
雨後(うご)の筍(たけのこ)
《雨が降ったあと、たけのこが次々に出てくるところから》物事が相次いで現れることのたとえ。 [補説]成長が早いことの意で使うのは誤り。
うし‐ぼとけ【牛仏】
衆生の利益のため、牛の姿になって現れた仏。
ウシャス【(梵)Uṣas】
インド神話で、曙(あけぼの)の女神。太陽神スーリアに先立って現れ、暗黒を追い、生物の目を覚まし、祭祀(さいし)の開始を促す。ギリシャ神話のエオス、ローマ神話のアウロラと同一起源。
うしゅ‐ふう【有主風】
世阿弥の能楽論で、能の芸を自分のものとして体得しきった境地。また、その現れた形。⇔無主風。
うす‐ら【薄ら】
[形動ナリ]《「ら」は接尾語》 1 ある現象・状況などが、ほんの少し現れているさま。かすか。「君が朱(あけ)なるてぶくろに雪も—にとけゆけり」〈犀星・三月〉 2 名詞・形容詞の上に付いて、うすい...
うた‐びくに【歌比丘尼】
近世、歌念仏を歌って歩いた比丘尼。のちには売春する者も現れた。勧進比丘尼。
うつり【映り】
1 (「写り」とも書く)影や映像が現れること。また、現れぐあい。「—のいい鏡」「写真—が悪い」 2 色や物の取り合わせ、つりあい。調和。「この着物と帯は—がよい」 3 光が当たって照り輝くこと。...