ばん‐しゅう【番衆】
幕府・朝廷・大名家などで、殿中や館に交代で宿直・勤番して、警備や雑務に当たった者。番方。ばんしゅ。
ばん‐しょ【番所】
1 番人が詰めている所。ばんどころ。 2 江戸時代、交通の要所に設けて、通行人や船舶などを見張り、積み荷の検査や税の徴収などを行った所。御番所。ばんどころ。 3 江戸時代の町奉行所。江戸の南北町...
ばん‐しん【番新】
「番頭新造」の略。「この中年増がいわゆる—というのであろう」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
ばん‐じょう【番上】
1 律令制で、当番の日に官庁に出勤すること。また、そのような位の低い官職。毎日出勤する長上(ちょうじょう)に対する語。分番。 2 順番に交代して勤務すること。「大坂—交替の頃にさきだちて」〈折た...
ばん‐すい【番水】
中世以降、渇水時に行われた灌漑(かんがい)用水の配分制度。順番を決めて田畑に水を引くもの。
ばん‐せん【番宣】
《「番組宣伝」の略》テレビ・ラジオ番組の宣伝。その番組について広告すること。
ばん‐せん【番線】
1 針金を太さによって番号をつけていう語。 2 駅のプラットホームに面した線路を番号で区別していう語。「八—の列車」 3 物資の流通の系統や営業の担当の地域などをいう語。
ばん‐せん【番船】
1 港口・関所などで、必要に応じて見張りや警護をする船。また、密漁を監視する船。ばんぶね。 2 《新綿番船・新酒番船の略称》江戸時代、上方から新綿・新酒を送るため、江戸へ到着する順番を競った廻船の称。
ばん‐ぶね【番船】
⇒ばんせん(番船)
ばん‐そう【番僧】
仏堂を守る当番の僧。堂番。