まんごく‐そうどう【万石騒動】
江戸時代、安房(あわ)国の北条藩領で起こった百姓一揆。正徳元年(1711)同藩領1万石の惣百姓が年貢の減免などを要求して幕府へ越訴。代表の名主三人が処刑され、藩主の屋代氏も改易となった。
みず‐とり【水鳥】
水上または水辺で生活する鳥の総称。水禽(すいきん)。《季 冬》「—や百姓ながら弓矢取/蕪村」
みず‐のみ【水飲み/水呑み】
1 水を飲むこと。また、そのための器。「—場」 2 「水呑み百姓」の略。
みずのみ‐びゃくしょう【水呑み百姓】
江戸時代、自分の田畑を持たず、検地帳に登録されない小作・日雇いなどの下層農民。貧しい農民。無高百姓。→本百姓
みせ‐つ・ける【見せ付ける】
[動カ下一][文]みせつ・く[カ下二] 1 わざと人の目につくようにする。いやでも見えるようにする。「熱々ぶりを—・ける」「強大な力を—・ける」「実力の差を—・ける」 2 ひどい目にあわせる。「...
むぎ‐あき【麦秋】
「麦秋(ばくしゅう)」を訓読みにした語。《季 夏》「—や狐(きつね)ののかぬ小百姓/蕪村」
む‐しゅく【無宿】
1 住む家がないこと。また、その人。やどなし。 2 江戸時代、百姓・町人が駆け落ち・勘当などにより人別帳から名前をはずされること。また、その人。無籍。
むしろ‐ばた【筵旗】
むしろを竹竿などに結びつけて旗としたもの。江戸時代、百姓一揆(いっき)などに用いられた。
もうと【間人】
《「もうど」とも》 1 中世の村落で、住み着いてから年月が浅く、正式な村の住人としての権利を認められていない者の称。 2 武家の召使いの男。中間(ちゅうげん)。 3 近世、本百姓に対し土地を持た...
やま‐くじ【山公事】
山林や山地などに関する訴訟。「お下の百姓—を取り結び」〈咄・御前男・三〉