ひ【目翳】
眼球にくもりを生じて目が見えなくなる病気。そこひ・うわひなど。〈和名抄〉
ヒアルロン‐さん【ヒアルロン酸】
《hyaluronic acid》ムコ多糖類の一。眼球の硝子体(しょうしたい)や関節液・臍帯(さいたい)・皮膚などに広く分布。多量の水と結合して粘りのあるゲル状となり、組織構造の維持や細菌・毒物...
ひぶん‐しょう【飛蚊症】
眼球の硝子体(しょうしたい)に濁った部分ができ、その影が網膜に映り、目の前を蚊や糸くずが飛んでいるように見える状態。
びょうてき‐きんし【病的近視】
何らかの原因で眼軸が伸びて、眼球が変形し、網膜や視神経などに障害が起こり、眼鏡を装用しても良好な視力が得られない病態。悪性近視。変性近視。→近視
ぶどう‐まく【葡萄膜】
眼球の虹彩(こうさい)・毛様体(もうようたい)・脈絡膜(みゃくらくまく)の総称。外観がブドウの粒を思わせるのでいう。
ぶどうまく‐えん【葡萄膜炎】
眼球のぶどう膜(虹彩・毛様体・脈絡膜)に起こる炎症の総称。ベーチェット病・サルコイドーシス・原田病・リウマチなどの疾患や、細菌・ウイルスなどの感染が原因となって起こることが多く、視力低下・飛蚊症...
ぼう‐すい【房水】
眼球の角膜と虹彩(こうさい)との間、および虹彩と水晶体との間を満たす液。眼圧を一定に保ち、角膜や虹彩、水晶体などに栄養を与えるとともに、老廃物を外へ運び出す。眼房水。 [補説]房水は毛様体で産生...
ま‐ぶた【瞼/目蓋】
《目のふたの意》眼球をおおって開いたり閉じたりする皮膚。眼瞼(がんけん)。まなぶた。まぶち。「—が重くなる」
みゃくらく‐まく【脈絡膜】
眼球壁を構成する薄膜の一。網膜と強膜との間にある。血管とメラニン色素に富み、眼球の栄養をつかさどり、瞳孔以外からの光を妨げて眼球内の暗さを一定にしている。
みゃくらくもうまく‐えん【脈絡網膜炎】
眼球の奥にある網膜と脈絡膜に炎症が生じた状態。また、特に、脈絡膜に生じた炎症が網膜に及んだ状態をいう。→網脈絡膜炎 →脈絡膜炎