ま‐な‐こ【眼】
《「目(ま)の子」の意》 1 目。目玉。「どんぐり—」「寝ぼけ—」 2 物事の本質などを見通す力。「小説に勧懲の徳なきにあらで、読者に読書の—なきのみ」〈逍遥・小説神髄〉 3 黒目(くろめ)。「...
まなこ‐い【眼居】
物を見るときの目のようす。目つき。まなざし。「—なども、うたてよろづになつかしからねど」〈枕・四一〉
眼(まなこ)高(たか)・し
世間から重くみられている。「忠度は文武二道を受け給ひて世上に—・し」〈謡・忠度〉
ま‐な‐ざし【眼差(し)/目指(し)】
目つき。目の表情。視線。「熱い—を向ける」「疑わしい—」
ま‐の‐まえ【眼の前】
めのまえ。がんぜん。「げに—に、ゆゆしきさまにて死なんを見んよりは」〈宇治拾遺・一〇〉
め【目/眼】
[名] 1 物を見る働きをする器官。光線・色などを感受して脳に送る感覚器官で、脊椎動物では眼球およびその付属器の涙腺などと視神経からなる。「澄んだ美しい—」「—をあける」 2 物を見るときの目...
め‐いしゃ【目医者/眼医者】
眼科医のこと。
め‐かじき【目梶木/眼旗魚】
スズキ目メカジキ科の海水魚。全長約3.5メートル、体重500キロに達する。目が大きく、体は紡錘形でほとんど側扁せず、腹びれを欠き、吻(ふん)は長く剣状。体色は暗青色で、うろこは消失している。世界...
目(め)が合(あ)・う
1 視線が合う。目と目が合う。「相手と—・わないようにする」 2 上下のまぶたが合う。眠る。多く打消しの語を伴って、よく眠れない意を表す。「目も合はず思ひ臥したるに」〈枕・一二五〉
目(め)が堅(かた)・い
夜が更けても眠りたがらない。「上(かみ)さんは感心に目の堅い方ですね」〈秋声・あらくれ〉