インフレーション‐うちゅう【インフレーション宇宙】
宇宙創世のごく初期に、指数関数的な急膨張があったとする説。1981年に佐藤勝彦とアラン=グースは、「真空の相転移」が生じて莫大なエネルギーが解放され、超高温の宇宙が加速膨張したという説をそれぞれ...
うちゅうのちへいせん‐もんだい【宇宙の地平線問題】
宇宙背景放射が方向によらず一様であるという観測事実と膨張宇宙論との間にある矛盾。膨張する宇宙において宇宙の地平線を越えた二つの領域は物理的な相関をもたない。にもかかわらず、宇宙背景放射は地平線の...
えいえん‐の‐しんり【永遠の真理】
1 時間や空間を超越して、いつでもどこでも変化することのない真理。 2 《(ドイツ)ewige Wahrheit》それを否定すれば矛盾を生じて成立不可能な、論理的必然性をもつ真理。ライプニッツが...
えいじごろし【嬰児殺し】
山本有三の戯曲。一幕。大正9年(1920)発表。生活苦から嬰児を絞殺した女土工と、それに同情しながらも彼女を連行する巡査を通じ、社会の矛盾をついたもの。
えい‐ほう【鋭鋒】
1 鋭い矛先。 2 言葉や文章による鋭い攻撃。「相手の—にたじろぐ」
エピメニデス‐の‐パラドックス
古代ギリシャ七賢人の一人、エピメニデスにまつわる論理的逆説。クレタ島出身のエピメニデスが「クレタ人はみな嘘つきだ」と述べたという命題の真偽を問う際、クレタ人であるエピメニデスが真実を述べていると...
おおくにぬし‐の‐みこと【大国主命】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子、または6世の孫とされ、出雲大社の祭神。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行ったが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上し...
オクシモロン【oxymoron】
意味の矛盾する語句を並べて、言い回しに効果を与える修辞法。「無慈悲な親切」「ゆっくり急げ」など。撞着(どうちゃく)語法。
おやごろし‐の‐パラドックス【親殺しのパラドックス】
タイムトラベルにまつわる逆説。タイムマシンを利用して過去の世界に行き、自分の父親となる人物を、母親と出会う前に殺してしまったらどうなるかを問うもの。父親を殺すと自分が生まれてこないため、タイムト...
オルバース‐の‐パラドックス
《Olbers' paradox》宇宙の無限性についての逆説。もし宇宙が静的で一様ならば、地球からの距離rにある天体の数はrの平方に比例し、天体からの光の強度はrの平方に反比例する。すると、ある...