ち【知/智】
1 物事を認識したり判断したりする能力。知恵。「—・情・意」 2 (智)《(梵)jñānaまたは、梵prajñāの訳》仏語。事物や道理を識知・判断・推理する精神作用。また、真理を観ずるところの智...
ち【知】
[音]チ(呉)(漢) [訓]しる [学習漢字]2年 1 物事の本質をしる。対象を心に感じ取る。「知覚・知識・知命/感知・察知・周知・熟知・承知・認知・未知・予知」 2 しらせる。「下知(げじ・げ...
ち‐ち【致知】
1 朱子学で、知識をきわめて物事の道理に通じること。 2 陽明学で、良知を最大限に発動すること。→格物致知(かくぶつちち)
ちょう‐ち【諜知】
[名](スル)ひそかに事情を探り知ること。探知。偵知。「窃かに匈の本軍の背後に出でんとするを—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ち‐りょうち【致良知】
良知を最大限に発揮させること。良知はもと孟子の唱えたもので、王陽明はこれを陽明学の根本的な指針とした。→良知
つう‐ち【通知】
[名](スル)告げ知らせること。また、その知らせ。「総会の日時を—する」 [用法]通知・通告・通達——「入学許可の通知が届く」「クラス会の通知を出す」などの「通知」を「通告」「通達」に置き換える...
てい‐ち【偵知】
[名](スル)ひそかにようすを探って、知ること。探知。
とき‐しらず【時知らず/時不知】
1 時期・季節を選ばないこと。また、そのような植物、キンセンカ・トキナシダイコンなどの別名。 2 (秋の漁獲期に外れていることから)春から夏にかけて、北海道沿岸で獲れる若いサケ。脂がのっていて美...
とん‐ち【頓知/頓智】
その場に応じて即座に出る知恵。機知。「—を働かす」
どく‐ち【独知】
1 自分だけが知っていること。 2 《conscienceの西周(にしあまね)による訳語》良心。「其正と不正とを弁別するは衆人の—警醒の際に在ること必あり」〈西周訳・万国公法〉