せき‐こく【石国】
中央アジアの古都タシケント(現在はウズベキスタンの首都)の隋・唐代の中国名。シルダリア上流のオアシスに位置する。
せき‐さいぼう【石細胞】
植物の厚膜細胞の一。ほぼ正多角形で、細胞膜が肥厚・木化したもの。梅・桃の内果皮(俗にたねとよぶ部分)など。
せき‐さん【石蒜】
ヒガンバナの別名。民間療法で鱗茎(りんけい)を乳腺炎などに用いる。
せき‐ざい【石材】
土木・建築や墓碑・彫刻などをつくる材料とする石。
せき‐しつ【石室】
1 岩のすき間を利用した天然のほら穴。また、石で造った部屋。いしむろ。 2 古墳の、石で壁や天井をつくった墓室。竪穴(たてあな)式石室と横穴式石室がある。
せき‐しつ【石質】
岩石の性質。珪酸(けいさん)塩に富む岩石の形容。また、結晶質の物質や緻密(ちみつ)な固い岩石。
せきしつ‐いんせき【石質隕石】
主成分が珪酸塩鉱物の隕石。落下する隕石の約90パーセントを占める。小さな球状の粒を含むコンドライトと含まないエイコンドライトとに分けられる。
せき‐しゅう【石州】
石見(いわみ)国の異称。
せきしゅう‐ぎん【石州銀】
石見の大森銀山で製造された灰吹き銀。江戸前期に石見を中心に通用した領国貨幣。
せきしゅう‐ばんし【石州半紙】
《石州は石見(いわみ)国の異称》島根県西部地方産の、コウゾを材料とした丈夫な和紙。石見半紙。 [補説]国指定の重要無形文化財。また、本美濃紙・細川紙とともに、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。