なま‐おぼえ【生覚え】
1 記憶が確かでないこと。うろおぼえ。「よみたる歌などをだに—なるものを」〈枕・一六一〉 2 あまり気に入られていないこと。「—あざやかならぬにや、暗き紛れに立ちまじりたりけむ」〈源・宿木〉
ぬ
[助動][な|に|ぬ|ぬる|ぬれ|ね]《動詞「い(去)ぬ」から出た語》動詞・動詞型活用語の連用形に付く。 1 動作・作用が完了または実現したことを表す。…た。…てしまう。…てしまった。「夏の夜は...
ねなし‐ぐさ【根無し草】
1 地中に根を張らず、水に浮いている草。浮き草。 2 浮き草のように漂って定まらない物事や、確かなよりどころのない生活のたとえ。「行方も知らぬ—の旅」
ねん‐おし【念押し】
[名](スル)念を押すこと。注意して確かめること。「忘れ物がないか—する」
年季(ねんき)が入(はい)・る
1 長い間修練を積んで確かな腕をしている。「年季が入った技を見せる」 2 道具などが長く使い込まれている。老朽化している。「年季が入った万年筆」 [補説]「年期が入る」と書くのは誤り。
念(ねん)を押(お)・す
重ねて注意する。また、注意して確かめる。「必ず出席してくれるように—・す」
の‐だろ◦う
[連語]《準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」。話し言葉では「んだろう」とも》 1 念を押したり、確かめたりする意を表す。「われわれも参加できる—◦う」「格別変わったこ...
はい
[感] 1 丁寧に応答するとき、また、相手の言葉に肯定の意を示すときに発する語。「—、よく分かりました」 2 名を呼ばれて答えるときに発する語。「『鈴木さん』『—、ここにいます』」 3 注意を促...
は‐ごたえ【歯応え】
1 物をかんだとき歯に返ってくる感じ。「こりこりと—がある」 2 確かな反応があること。手ごたえ。「—のありそうな男」
はちまん【八幡】
[名]「八幡宮」「八幡神」の略。
[副] 1 《八幡神に誓って、の意から》断じて。確かに。誓って。「—忘れは致さぬ」〈紅葉・色懺悔〉 「—我らも心底変はらぬ」〈浄・鑓の権三〉 2 (八幡神に...