さか‐まくら【坂枕】
践祚(せんそ)・大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(しんじょうさい)・神今食(じんこんじき)などの祭礼のとき、薦(こも)で作り、神に奉納した枕。頭をのせる部分が斜めになっている。
さる‐がく【猿楽/申楽/散楽】
1 平安時代の芸能で、一種のこっけいな物まねや言葉芸。唐から伝来した散楽(さんがく)に日本古来のこっけいな技が加味されたもの。相撲節(すまいのせち)や御神楽(みかぐら)の夜などの余興に即興で演じ...
さる‐のぼり【猿幟】
括(くく)り猿をつけたのぼり。祭礼のときなどに立てた。
さん‐ひめ【三姫】
歌舞伎で、時代物の姫役のうち至難とされる三役。「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫、「祇園(ぎおん)祭礼信仰記」の雪姫。
ざんざら‐がさ【ざんざら笠】
編み上げた菅(すげ)の末端を切りそろえずに笠の頂部に出す菅笠。江戸時代、宿駅の馬子や駕籠(かご)かきなどが用いた。また、頂部に造花を挿して祭礼にもかぶった。
し‐かん【祠官】
神社の祭礼・社務に携わる人。かんぬし。神官。
し‐がく【試楽】
公事(くじ)や賀茂神社・石清水八幡宮の祭礼などに行われる舞楽の予行演習。特に平安時代、賀茂・石清水の臨時祭の2日前に、清涼殿前庭で東遊(あずまあそび)や神楽を天覧に供する宮廷行事をいう。
ししゃ‐の‐ひ【死者の日】
ラテンアメリカで、死者の魂を迎え祝う日。特にメキシコで11月1日と2日に行われる祭礼が有名で、2003年にユネスコの無形文化遺産に登録された。
しょう【鉦】
1 中国・日本・東南アジアなどで用いられる打楽器。銅または銅合金製の平たい円盤状。撞木(しゅもく)や桴(ばち)で打つ。日本には雅楽用の鉦鼓(しょうこ)、下座音楽や祭礼囃子(ばやし)用の摺鉦(すり...
しょうが‐いち【生薑市】
東京都港区にある芝大神宮で、毎年9月11日から21日までの祭礼に開かれる生薑を売る市。目腐れ市。《季 秋》