あお‐すげ【青菅】
カヤツリグサ科の多年草。丘陵や低地に生える。高さ10〜40センチ。葉・茎は青緑色。春から夏にかけて淡黄白色の穂をつける。
あおすじ‐あげは【青条揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)は黒色で、中央に青色の斑紋が連なる帯がある。幼虫はクスノキやタブノキの葉を食べる。岩手・秋田両県から南に分布。くろたいまい。
あお‐だいしょう【青大将】
ナミヘビ科の無毒の蛇。全長1.5〜2.5メートルで、日本では最大。背面は青みがかった灰緑色で、脱皮前には2〜4本の黒い縦線が現れる。人家付近にすみ、ネズミなどを捕食する。ねずみとり。さとめぐり。...
あお‐のり【青海苔】
1 アオサ科の緑藻スジアオノリ・ヒラアオノリ・ボウアオノリなどの総称。海岸や河口付近の岩などに生える。食用。《季 春》「—や石の窪みのわすれ汐/几董」 2 1を乾燥させたもの。ふりかけや薬味に用いる。
あお‐はだ【青肌】
1 髪の毛、ひげなどをそったあとの青々と見える肌。 2 モチノキ科の落葉高木。山地に自生。樹皮の外皮は薄くて灰白色、内皮は緑色。葉は卵形。雌雄異株。初夏、緑白色の花が集まってつき、秋に丸くて赤い...
あお‐はぶ【青波布】
クサリヘビ科の毒蛇。全長約50センチ。頭は三角形で大きく、黄緑または青緑色で尾端は赤褐色。樹上性。アジア南部に分布。
あお‐はんみょう【青斑猫】
ツチハンミョウ科の昆虫のミドリゲンセイのこと。→芫青(げんせい)
あおば‐ありがたはねかくし【青翅蟻形隠翅虫】
ハネカクシ科の甲虫。体長7ミリくらい。アリに似た形で、前翅(まえばね)は青藍色。河原などにすむ。体液がつくと皮膚炎を起こす。火傷(やけど)虫。→ペデリン
あお‐ばえ【青蠅/蒼蠅】
クロバエ科のうち、緑色や青色のハエの俗称。キンバエなど。《季 夏》「—やみそぎに捨る瓜の皮/宗因」
あおば‐ずく【青葉木菟】
フクロウ科の鳥。全長29センチくらい。全体に黒褐色。東アジアに分布。日本では夏鳥として渡来し、神社の境内などにある大木のうろなどに巣を作る。《季 夏》