ほ‐つつじ【穂躑躅】
ツツジ科の落葉低木。山地に自生。葉は菱状倒卵形。7、8月ごろ、枝先に穂状に淡紅白色の小花を多数つける。やまぼうき。
ほづみ【穂積】
姓氏の一。 [補説]「穂積」姓の人物穂積重遠(ほづみしげとお)穂積陳重(ほづみのぶしげ)穂積驚(ほづみみはる)穂積八束(ほづみやつか)
ほ‐なが【穂長】
1 ウラジロの別名。 2 槍の穂先の長いもの。 3 5月の田植えの際に飯を炊くたきぎ。普通のたきぎよりも長い。東海・近畿地方でいう。
ほ‐なみ【穂並(み)】
稲・麦などの穂が出そろっていること。また、その穂。
ほ‐なみ【穂波】
稲・麦などの出そろった穂が風になびいて波のように見えるもの。
穂(ほ)に出(い)・ず
1 穂先に実を結ぶ。「—・でたる田を、人多く見さわぐは、稲刈るなりけり」〈枕・二二七〉 2 外に現れ出て、人目につくようになる。「—・でぬもの思ふらししのすすき招くたもとの露しげくして」〈源・宿木〉
穂(ほ)に穂(ほ)が咲(さ)・く
稲がよく実る。「五穀つくりもせぬ野山にはへて、—・き実りければ」〈黄・孔子縞〉
ほ‐はつが【穂発芽】
収穫前の穂に実った種子から芽が出る現象。降雨などの気象条件により、小麦・米・トウモロコシなどでみられ、収穫減や品質低下の原因となる。対策として、降雨期の前に収穫できる早熟種や、休眠性が強く吸水し...
ほ‐ばらみ【穂孕み】
稲・麦などの穂が出る前に、穂を包んでいる部分がふくらむこと。
ほ‐みず【穂水】
稲の穂が出る時期に必要な水。