から‐せき【空咳/乾咳】
《「からぜき」とも》 1 痰(たん)の出ない咳。 2 (空咳)わざとする咳。気取ったり、相手の注意を引いたりするための咳。咳払い。
から‐せじ【空世辞】
誠意のない、口先だけの世辞。そらせじ。「—を言う」
から‐ぜい【空贅】
見せかけだけのぜいたく。「—吐いて急ぎける」〈浄・油地獄〉
から‐そうば【空相場】
⇒空取引(からとりひき)
から‐だき【空焚き】
[名](スル)水を入れないで鍋や釜を火にかけたり風呂をたいたりすること。
から‐だのみ【空頼み】
あてにならない頼みごと。そら頼み。
から‐ちゃ【空茶】
茶菓子を添えないで、茶だけを人に出すこと。また、その茶。
から‐ちょうず【空手水】
1 柄杓(ひしゃく)で手に水をかけるまねをして、手を清めたことにすること。 2 茶の湯で、道具を慎重に扱うとき、手の湿りを取り去るために、もみ手をすること。
からっ‐かぜ【空っ風/乾っ風】
「からかぜ」に同じ。「上州名物の—」《季 冬》
からっ‐けつ【空っ穴】
[名・形動]「からけつ」を強めていう語。「—の財布」