つき‐す・える【突(き)据える】
[動ア下一][文]つきす・う[ワ下二]突きころばすようにして座らせる。乱暴に座らせる。「お妙は飛石に—・えられたように成って、立ち留まった」〈鏡花・婦系図〉
つき‐すす・む【突(き)進む】
[動マ五(四)]勢いよくどんどん進む。「目標に向かって—・む」
つき‐すて【突(き)捨て】
《「つきずて」とも》 1 将棋で、歩を突いて敵に取らせること。 2 突いたまま、そこに捨てておくこと。小槍などについていう。〈日葡〉
つき‐そで【突(き)袖】
手をたもとの中に隠し入れ、袖先を前へ突き出すこと。気どって歩くときなどのしぐさ。
つき‐たおし【突(き)倒し】
相撲のきまり手の一。手で相手の胸を強く突いて倒す技。
つき‐たお・す【突(き)倒す】
[動サ五(四)]突いて倒す。押してころばす。「人を—・す」
つき‐た・つ【突(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 突きささる。ささる。「矢が—・つ」 2 立ったまま動かないでいる。つったつ。「ながいこと、私は窓際に—・っていた」〈高見・如何なる星の下に〉 3 急に立ち上がる。急いで立...
つき‐た・てる【突(き)立てる】
[動タ下一][文]つきた・つ[タ下二] 1 突きさして立てる。つったてる。「杭(くい)を—・てる」「ナイフを畳に—・てておどす」 2 激しく何度も突く。「土俵を割るまで—・てる」
つき‐だし【突(き)出し】
1 突き出ていること。また、そのもの。でっぱり。「川へ—をつくった安値(あんちょく)な西洋料理屋」〈志賀・暗夜行路〉 2 料理屋などで、酒のさかなとして最初に出す、ちょっとした料理。お通し。 3...
つきだし‐かんばん【突(き)出し看板】
「袖看板」に同じ。