えん‐ぜん【嫣然/艶然】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。「四分の羞(はじ)六分の笑(えみ)を含みて、—として灯光(あかり)の中(うち)に立つ姿を」〈蘆花・不如帰〉
おお‐くち【大口】
《「おおぐち」とも》 1 大きな口。大きく開けた口。「—を開けて笑う」 2 おおげさなことをいうこと。偉そうにいうこと。「—をたたく」「—を利く」 3 売買や取引などで、金額が多いこと。「—の寄...
おお‐わらい【大笑い】
[名・形動](スル) 1 大声を上げて笑うこと。哄笑(こうしょう)。「落語を聞いて—する」 2 物笑いのたね。また、物笑いになるさま。「私の身にも—な珍事が出来ました」〈福沢・福翁自伝〉 3 猥...
頤(おとがい)を解(と)・く
《「漢書」匡衡伝から》あごを外すほど大きな口を開けて笑う。大笑いをする。「いまだその詞を出ださざるに、万人の—・く」〈新猿楽記〉
男(おとこ)は三年(さんねん)に片頰(かたほお)
男がいつも笑っていると威厳が損なわれるので、めったに笑わないほうがよい。男は三年に一度笑う。
御中(おなか)を抱(かか)・える
「腹を抱える」を丁寧にいう言葉。ひどく笑うことの形容。「—・えて笑う」
おにがわら【鬼瓦】
狂言。都に出てきた大名が訴訟に勝って因幡(いなば)堂へお礼参りに行ったとき、鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出して泣くが、太郎冠者に慰められて、笑う。
おほほ
[感]女性などが口をすぼめて笑う声。
おもいだし‐わらい【思い出し笑い】
[名](スル)以前にあったことを思い出して、ひとりで笑うこと。
か【呵】
[音]カ(呉)(漢) 1 しかる。どなる。とがめる。「呵責(かしゃく)」 2 大きな声で笑うさま。「呵呵大笑(かかたいしょう)」