あじろ‐がさ【網代笠】
竹を薄く削ったものを網代に編んだかぶり笠。
あま‐がさ【雨笠】
雨降りの際に頭にかぶる笠。
あみ‐がさ【編み笠】
藺草(いぐさ)・菅(すげ)・わらなどで編んだ笠。種類・形が多く、主として日よけ用。《季 夏》「—や扇で受ける報謝銭/松宇」
あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
笠の前を上げて、あみだかぶりにかぶること。「後しぶきに降る雨は、かたげて急ぐ—」〈浄・冥途の飛脚〉
あや‐いがさ【綾藺笠】
藺草(いぐさ)を綾織りに編み、裏に布を張った笠。中央に髻(もとどり)を入れる巾子形(こじがた)という突出部があり、その周囲に藍革(あいかわ)と赤革の帯を垂らして飾りとする。武士が狩猟・旅行・流鏑...
あや‐がさ【綾笠】
「綾藺笠(あやいがさ)」に同じ。
い‐かさ【井笠】
岡山県西南部の地域の通称。笠岡市・井原市・浅口市と2町からなる。
い‐がさ【藺笠】
藺(い)の茎で編んだ笠。《季 夏》
いちめ‐がさ【市女笠】
かぶり笠の一。菅(すげ)などで編み、中央に高く巾子形(こじがた)という突起を作った笠。市女が使用したのでこの名を生じたが、平安中期ごろには上流の女性の外出用となり、男子も雨天のときなどに用いた。
いちもんじ‐がさ【一文字笠】
1 江戸時代の編み笠の一。菅(すげ)または竹の皮で円形に編んで二つ折りにしたものが頂が一の文字のように平らになる。踊りなどに用いた。 2 平たい円板状の編み笠。武士が旅行や行列の際に用いた。殿中...