かた‐ぬぎ【肩脱ぎ】
1 着物の上半身の部分を脱ぐこと。また、その状態。はだぬぎ。「—になる」 2 平安時代、節会(せちえ)などの席で、袍(ほう)の肩を脱いでくつろぐこと。 3 能装束の着方の一。上衣の法被(はっぴ)...
かた‐ばち【片撥】
1 太鼓などの打楽器で、一対のばちのうちの一方だけで打つこと。特に能楽や長唄の囃子(はやし)で、太鼓を右手のばちだけで打つこと。 2 三味線の奏法で、すくうことをしないで、ばちを打ちおろすと...
かた‐ま・く【片設く】
[動カ下二] 1 ある季節や時をひたすら待つ。また、時が移ってその時期になる。近づく。「鶯鳴くも春—・けて」〈万・八三八〉 2 ひたすら心を向ける。傾注する。「夏麻引(なつそび)く命—・け刈りこ...
かため‐わざ【固め技】
柔道で、押さえ込み技・絞め技・関節技などの総称。
かたり【語り】
1 語ること。また、その話。 2 記録映画やラジオ・テレビのドラマなどで、筋や場面を説明・解説すること。ナレーション。 3 能で、事件や由緒などを節がなくて抑揚の少ない、多くは散文調の詞(ことば...
かたり‐く【語り句】
1 平曲で、節をつけずに素声(しらごえ)で語る部分。⇔引き句。 2 語りぐさ。「さあ、末代までの—に」〈浄・用明天王〉
かたり‐もの【語り物】
日本の声楽曲の一系統で、筋のある物語を節をつけて語るもの。また、その詞章。平曲・幸若(こうわか)舞曲・説経節・祭文(さいもん)・浄瑠璃・薩摩(さつま)琵琶・筑前琵琶・浪花節など。→歌い物
かた・る【語る】
[動ラ五(四)] 1 話す。特に、まとまった内容を順序だてて話して聞かせる。「目撃者の—・るところによれば」「決意の程を—・る」 2 語り物を節をつけて朗読する。「浪曲を—・る」 3 ある事実が...
かだゆう‐ぶし【嘉太夫節】
古浄瑠璃の一派で、延宝(1673〜1681)のころ、宇治嘉太夫(加賀掾(かがのじょう))が創始。優美な節配りと軟らかな語り出しで、京都で人気を博した。加賀節。宇治嘉太夫節。
かつ‐えき【滑液】
関節を包む膜(関節包)の内側にある滑膜から分泌される、無色または淡黄色で粘り気のある液体。ヒアルロン酸やたんぱく質などを含み、骨の摩擦を軽減したり、関節の動きを滑らかにするとともに、軟骨細胞への...