そば‐がお【側顔】
[名・形動ナリ] 1 よこがお。「首筋ひき立てて、折れ返りかひろぐ—の、ほのぼの御簾に透きて見ゆるは」〈狭衣・三〉 2 関心を示さない顔をするさま。「かばかりの絆(ほだし)どもを行きちがはせて、...
そら‐だき【空薫き/空炷き】
1 前もってたくか別室でたくかして、どこからともなくにおってくるように香をたきくゆらすこと。「簾内より—の香、馥(かうば)しく匂ひ出でぬ」〈今昔・二四・六〉 2 どこからともなくにおってくるよい...
ゾイサイト【zoisite】
⇒灰簾石(かいれんせき)
た‐が【誰が】
[連語]《代名詞「た」+格助詞「が」》 1 (連体修飾語としての用法)だれの。「—ために鐘は鳴る」「防人にゆくは—背と問ふ人を見るがともしさ物思(ものもひ)もせず」〈万・四四二五〉 2 (主語と...
たけ【竹】
1 イネ科タケ亜科の多年生植物の総称。長く横にはう地下茎から地上茎がまっすぐに伸びる。茎には節があり、節と節の間は中空。地下茎から出た若芽を竹の子といい、食用にする。花はふつう数年から数十年の周...
たまだれ‐の【玉垂れの/玉簾の】
[枕] 1 玉を「緒(を)」に通して垂れる意から、「を」にかかる。「—越智(をち)の大野の朝露に」〈万・一九四〉 2 御簾(みす)を垂れる意、またその編み目が透く意から、「たれ」「みす」「すける...
タンザナイト【tanzanite】
含水珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)の一種、灰簾石(かいれんせき)のうち、バナジウムを含む透明青紫色の宝石。1967年、タンザニアの鉱山で発見された。
だし‐ぎぬ【出衣】
「いだしぎぬ」に同じ。「下簾(したすだれ)より—出して」〈太平記・二〉
だん【暖】
[音]ダン(漢) ノン(唐) [訓]あたたか あたたかい あたたまる あたためる [学習漢字]6年 1 あたたかい。「暖衣・暖気・暖冬・暖流/温暖・寒暖・春暖」 2 あたためる。「暖房・暖炉」 ...
ちゅう‐どし【中年】
江戸時代、20歳ころから年季奉公に出ること。暖簾(のれん)分けなどを許されないことが多い。「—三年の気詰まり」〈浮・新色五巻書・五〉