たれ【垂れ】
1 たれること。また、たれているもの。「更紗の—を下げた、どす暗い料理場で」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 垂れ駕籠(かご)のむしろ戸。 3 帯やひもの端の結び下がり。 4 剣道の防具で、胴の下に垂ら...
たろべえ‐かご【太郎兵衛駕籠】
違っているようにみえても結果は同じことの意。江戸時代、寛政(1789〜1801)末から文化(1804〜1818)年間にかけての流行語。駕籠かきの太郎兵衛が泥酔して駕籠に乗ったが、底を抜いてやはり...
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
ちく‐ふじん【竹夫人】
夏、寝るときに暑さをしのぐために用いる竹のかご。抱いたり足をのせたりする。抱きかご。《季 夏》「天にあらば比翼の籠(かご)や—/蕪村」
ちゃ‐てい【茶庭】
茶室の庭。腰掛け・灯籠・蹲踞(つくばい)・飛び石などを配置する。露地(ろじ)。ちゃにわ。
ちゃら‐めか・す
[動サ四]出たらめを言ってうまくごまかす。ちょろまかす。「駕籠舁どもが銭を一本—・し」〈新内・道中膝栗毛〉
ちゅう‐だい【中台】
1 中尊を安置する台。また、その台上の中尊。 2 石灯籠(どうろう)の、火袋(ひぶくろ)をのせる台。
ちょう【挺/梃/丁】
[接尾]助数詞。 1 銃・槍(やり)・鋤(すき)・鍬(くわ)・艪(ろ)・ろうそく・墨・三味線など、細長い物を数えるのに用いる。 2 輿(こし)・駕籠(かご)・人力車など、乗り物を数えるのに用いる...
ちょうせん‐あめ【朝鮮飴】
もち米の粉に水飴・砂糖を加えて練り上げて拍子木形にし、片栗粉をまぶしたもの。もと長生飴とよばれたが、秀吉の朝鮮出兵で加藤清正が籠城(ろうじょう)中にこれで飢えをしのいだので、のち朝鮮飴と称したと...
ちょう‐だい【帳台/帳代】
1 寝殿造りの母屋内に設けられる調度の一。浜床(はまゆか)という正方形の台の上に畳を敷き、四隅に柱を立てて帳(とばり)を垂らしたもの。貴人の寝所または座所とした。御帳台(みちょうだい)。帳。 2...