あんじょう【暗条】
太陽の光球面上の紅炎(プロミネンス)。ふつう太陽の縁に炎状のガスが立ち上って見られるが、光球面上の紅炎をHα線で観測すると、暗い条に見える。ダークフィラメント。
あん‐ず【杏子/杏】
《「あんず(杏子)」は唐音》バラ科の落葉小高木。春、葉より先に梅に似た花が咲く。花は淡紅色、一重または八重。実は橙黄色で、生食し、干しあんずやジャムなどにもする。種子は漢方で杏仁(きょうにん)と...
アール‐グレイ【Earl Grey】
《英国のグレイ伯爵(はくしゃく)が紹介したことから》ベルガモットで風味をつけた紅茶。独特の香りがあり、アイスティーなどに利用される。
いい‐くた・す【言ひ腐す】
[動サ四]「いいくさす」に同じ。「このころ紅葉(もみぢ)を—・さむは竜田姫の思はむこともあるを」〈源・少女〉
いい‐じょう【言(い)条/言(い)状】
1 言いたい事柄。言い分。「自分の—ばかり通そうとして」〈紅葉・金色夜叉〉 2 (「…と」「…とは」を受けて)…とは言うものの。…とは言いながら。「邸うちとは—距離のある森つづきの小径(こみち)...
いい‐むか・う【言ひ迎ふ/言ひ逆ふ】
[動ハ下二]逆らってものを言う。「事のついでごとに—・ふる種(くさはひ)なるを」〈源・紅葉賀〉
いえ‐の‐こ【家の子】
1 武家社会で、主家に従属する一族および従者。 ㋐平安末期から鎌倉時代にかけて、次男以下の者や庶子などの血縁者で、名跡を継いだ惣領(そうりょう)の支配を受けた者。 ㋑(一般の)家臣・従僕。 2 ...
いおう‐さいきん【硫黄細菌】
化学合成を行う細菌で、硫化水素などを酸化して硫黄や硫酸を生じる。光合成を行う紅色硫黄細菌・緑色硫黄細菌などを含めていうこともある。
いか‐な【如何な】
《「いかなる」の音変化》 [連体] 1 どんな。どのような。「—名人でも簡単にはできまい」 2 さすがの。「—先生も年には勝てない」〈藤村・夜明け前〉
[副](あとに打消しの語を伴って)どう...
いきかわり‐しにかわり【生き替(わ)り死に替(わ)り】
[連語]何度も生まれかわって。死んでは、また生き返って。「私は—して七生まで貫一さんを怨みますよ」〈紅葉・金色夜叉〉