こと‐じ【琴柱/箏柱】
1 和琴(わごん)および箏(そう)で、胴の上に立てて弦を支え、その位置によって音の高低を調節するもの。和琴では二股状のカエデの枝を切って逆さにして用い、箏では紅木・象牙や合成樹脂製のものを用いる...
このえ‐ぼたん【近衛牡丹】
近衛家の家紋。牡丹(ぼたん)の花と葉を取り合わせたもの。
このは‐どり【木の葉鳥】
スズメ目コノハドリ科の鳥の総称。14種が熱帯アジアの樹林にすみ、雄の羽色は青・緑・黄色などで黒や橙(だいだい)色の斑紋がある。
このま‐ちょう【木の間蝶】
鱗翅(りんし)目ジャノメチョウ科の昆虫。翅(はね)は黒褐色、前縁が丸く、端が角ばり、後ろ翅の裏面に5個の蛇の目紋がある。日本では暖かい地方でみられ、夕方、林間を飛ぶ。幼虫の食草はススキ・ジュズダ...
コブラ【cobra】
有鱗(ゆうりん)目コブラ科の毒蛇の総称。インドコブラ・キングコブラなど。ほとんどが全長約1メートル。怒ると首の部分を平らに広げる。背面に眼鏡状の斑紋をもつものもある。南アジアからアフリカに分布。
こま【独楽】
1 木・金属などの円形の胴に心棒を通し、それを中心として手やひもで回転させて遊ぶ玩具。唐(とう)ごま・べいごまなど種類は多い。こまつぶり。《季 新年》「たとふれば—のはじける如くなり/虚子」 2...
こ‐ま【駒】
1 《「子(こ)馬(ま)」の意》馬。また、子馬。「—を進める」「ひょうたんから—」 2 将棋・チェス・双六(すごろく)などで、盤上に並べて動かすもの。 3 自分の手中にあって、意志のままに動かせ...
こ‐まい【小舞】
1 狂言方のまう舞で、小舞謡を地とする短いもの。狂言中の酒宴の場などに舞われるほか、黒紋付き袴(はかま)姿で地謡の謡によって、単独でも舞われる。狂言小舞。 2 歌舞伎の初期のころに演じられた舞踊...
こ‐むらさき【小紫蝶】
鱗翅(りんし)目タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約7センチ。翅に濃い紫色の光沢があり、黄・白・黒の紋が散在する。幼虫はヤナギ類の葉を食べる。九州以北に分布。《季 春》
こ‐もう【虚妄】
1 うそ。いつわり。虚偽。きょもう。「諸仏菩薩(ぼさつ)の誓願はもとより—なし」〈今昔・一七・一七〉 2 金品をごまかして着服すること。「東雲(しののめ)の茶碗を—せしと言ひ触らし」〈伎・小紋単地〉