すえ‐ひろ【末広】
1 しだいに末のほうが広がること。末広がり。「湖面に—の航跡をしるす」「—形」 2 しだいに栄えること。末広がり。「ご当家の—をお祈りします」 3 扇子、また中啓(ちゅうけい)の異称。広がり栄え...
す‐おう【素襖/素袍】
直垂(ひたたれ)の一種。裏をつけない布製で、菊綴(きくとじ)や胸ひもに革を用いる。略儀の所用で、室町時代は庶民も日常に着用した。江戸時代には形式化して長袴(ながばかま)をはくことが普通になり、大...
す‐おどり【素踊(り)】
日本舞踊で、衣装・かつらなどをつけず、男子は袴(はかま)、女子は着流しの紋服姿で踊ること。また、その踊り。
すが‐ぬい【絓縫い】
絓糸(すがいと)で小袖の縫い紋や刺繍(ししゅう)模様を入れる縫い方。横の布目に沿って絓糸を渡し、細かくとじ縫いをするもの。
すが‐もん【絓紋】
絓糸を使った縫い紋。
すぎ【杉/椙】
1 ヒノキ科の常緑大高木。高さ50メートル以上に達し、長寿。幹は直立し、樹皮は褐色で縦に裂ける。葉は小さい針状で、枝に密につく。早春、多数の雄花と球状の雌花とをつける。花粉は多量で広範囲に飛散し...
すぎ‐かみきり【杉天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長12〜27ミリ、黒色で、前翅(まえばね)に卵形の4個の黄紋がある。時に2個や無紋のものもある。幼虫は杉やヒノキの樹皮下に穴をあけ、材部を食害する大害虫。
スクリーン‐トーン【screen tone】
網点(あみてん)やさまざまな模様・地紋・線・グラデーション・背景画などが印刷された粘着シート。切り抜いて、漫画やイラストの原稿に圧着して使う。トーン。商標名。
すすき【薄/芒】
1 イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。これを俗に尾花といい、秋の七草の一。葉・茎を屋根をふくのに用いた。かや...
すずき‐もんど【鈴木主水】
享和元年(1801)内藤新宿の遊女白糸と情死した武士の名。また、その事件を主題とした戯曲や歌謡。歌謡では踊り口説(くど)きなどに今も残り、歌舞伎では嘉永5年(1852)江戸市村座初演の3世桜田...