おお‐ぼうしょ【大奉書】
大判の奉書紙。縦約40センチ、横約55センチ。
お‐かしわ【御柏】
製本で、糸とじまたは針金とじの中身を1枚の表紙でくるみ、天・地・小口を化粧裁ちする方法。柏餅になぞらえていう。
おき‐がた【置(き)形/置(き)型】
布や紙に型紙を置き、墨や絵の具をすりつけて模様を表したもの。また、その型紙。「細い矢羽根の—の浴衣」〈秋声・足迹〉
おき‐じ【置(き)字】
1 漢文を訓読するとき、原文にはあるが、慣習的に読まない文字。助字の「焉(えん)」「矣(い)」「乎(こ)」などの類。 2 手紙文で用いる副詞・接続詞などの文字。「凡(およそ)」「抑(そもそも)」...
おき‐てがみ【置(き)手紙】
[名](スル)用件を書いてその場に残しておくこと。また、その手紙。書き置き。「—して出掛ける」
おき‐ぶみ【置(き)文】
1 置き手紙。 2 子孫への書き置き。遺書。 3 古文書で、守り行うべき規則などを書いた文書。
おき‐め【置目】
1 蒔絵(まきえ)の工程の一。紙に描いた下絵の模様を漆器の面に写すこと。 2 ㋐決まり。法規。「世の—を、もどかんより」〈仮・浮世物語・一〉 ㋑仕置き。処刑。「盗みをさせて—にあふ」〈浄・丹波与作〉
オクタボ【(スペイン)octavo】
全判の紙を八つ折りとした書物の判型、およびその印刷物。
お‐くま【御供米】
《「おくましね」の略》神に供える米。→奠稲(くましね)「扇の骨に紙を—のごとくはさみ」〈虎明狂・目近籠骨〉
おぐら‐しきし【小倉色紙】
藤原定家筆と伝えられる、小倉百人一首を書いた色紙。